へいかつきんにくしゅ
平滑筋肉腫
平滑筋にできたがんのこで、骨盤の周りや大きな血管の壁にできる。胃や子宮にもできるが、その場合は別の病気として扱うことが多い
6人の医師がチェック 78回の改訂 最終更新: 2018.09.04

平滑筋肉腫の基礎知識

POINT 平滑筋肉腫とは

筋肉には平滑筋と横紋筋の2種類があり、平滑筋は血管や膀胱、消化管(胃や小腸、大腸)を形作っています。平滑筋肉腫は平滑筋が腫瘍化したもので、悪性腫瘍です。お腹の中に出来ることが多く、しこりとして感じることもあれば、痛みや吐き気の原因になることもあります。レントゲン検査やCT検査、MRI検査で診断を行いますが、特徴的な結果が得られない場合もあり、その場合は生検(腫瘍の一部を取り出して調べる)を行います。平滑筋肉腫に対しては手術や抗がん剤、放射線を用いて治療します。平滑筋肉腫はできた場所によって担当される診療科が異なり、消化器外科や泌尿器科、婦人科などで治療が行なわれます。

平滑筋肉腫について

  • 平滑筋と呼ばれる内臓の筋肉に悪性腫瘍がん)ができた状態
    • 内臓や血管を圧迫し、吐き気や痛みを引き起こす
  • 高齢者に多い
  • お腹の中でも、後腹膜や腸間膜と呼ばれる場所に生じやすい

平滑筋肉腫の症状

  • 主な症状
    • しこり:手足やお腹にしこりができる
    • 皮膚の変色
    • 潰瘍
    • 痛み
    • 吐き気
  • 病気の説明
    • 初期は痛みがなく、自覚できる症状のない場合が多い
    • 進行するにつれて、腫瘍が周りの組織を圧迫し、様々な症状をともなう
    • さらに進行が進むと肺や肝臓へと転移していく

平滑筋肉腫の検査・診断

  • 触診:しこりの有無を調べる
  • 画像検査:腫瘍の大きさや位置などを調べる
    • レントゲン検査
    • CT検査
    • MRI検査
  • 組織診:腫瘍が良性か悪性か調べる
    • 診断を確定するのにに役立つ

平滑筋肉腫の治療法

  • 主な治療法
    • 化学療法抗がん剤
    • 放射線療法腫瘍に放射線を当てて、腫瘍の組織を壊す
    • 手術
      ・腫瘍とその周りの組織を取り除く
      ・手術中に転移した場所が見つかった場合は、その場で転移した部分も取り除く
  • 予防、再発予防方法
    • 早期発見し、早期に手術を行えば再発予防につながる
    • 手術後、転移予防のために放射線療法が行われることもある
  • 術後の5年生存率は33%と言われている

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