いせつじょごしょうがい
胃切除後障害
胃切除手術の後に起こるさまざまな障害の総称
5人の医師がチェック 59回の改訂 最終更新: 2017.12.06

胃切除後障害の基礎知識

POINT 胃切除後障害とは

胃切除後障害は胃を切除する手術を行った後に起こる障害の総称です。主な症状は下痢・吐き気・嘔吐・めまい・頭痛・動悸などになります。胃切除後症候群のうち食後に症状が現れるものをダンピング症候群といいます。意識消失を起こすこともあるので注意が必要です。 胃切除後症候群は症状や身体診察で診断できることがほとんどですが、場合によっては内視鏡検査を行うことがあります。治療は食事の摂り方を工夫することが基本となります。少量の食事を回数かけて摂取すると症状が出にくくなります。胃切除後障害が心配な人や治療したい人は、消化器内科や消化器外科を受診して下さい。

胃切除後障害について

  • 胃切除手術の後に起こるさまざまな障害
  • 術後の経過期間による起こる障害や合併症が変わる
    • 術後早期に起こる障害、合併症
      ・体重減少
      ・消化や吸収不良
      ・ダンピング症候群
       ・食物摂取によって脱水や低血糖を起こす状態をダンピング症候群と呼ぶ
    • 術後しばらく時間がたった後に起こる症状や合併症
      逆流性食道炎
      ・残った胃の胃炎
      貧血
      胆石症
      骨粗しょう症   など

胃切除後障害の症状

  • 小胃症状
    • すぐに満腹感が出てしまう
    • すぐに気持ち悪くなる
    • みぞおちや左胸が痛くなる
  • 消化吸収不良による体重減少や排便障害
  • ダンピング症候群の症状は食事中・直後と食後に分かれる
    • 早期ダンピング症候群
      ・急に食物が流入した小腸内で、血管内の水分が小腸内に吸い取られてしまうことで起こる
      ・下痢
      ・げっぷ、おなら
      動悸、めまい
    • 後期ダンピング症候群
      ・食後数時間でインスリンが過剰に分泌されてしまうことによって低血糖になる
      ・頭痛
      倦怠感
      ・発汗
      ・めまい
  • 術後長期的には貧血逆流性食道炎などを合併すると、合併した病気の症状がでる

胃切除後障害の検査・診断

  • 基本的には問診と診察から診断を行う

胃切除後障害の治療法

  • ダンピング症候群に対する治療法
    • 食事療法が一般的
      ・低糖質、高タンパク質、適度な脂肪の食事
      ・水分を少なめにする
      ・1日5-6回に分けて少量ずつ食事を摂るようにする
      ・冷たいものは避ける
    • 薬物療法(食事療法で改善されない場合)
      ・抗ヒスタミン
      ・胃薬
      抗不安薬
      ・鎮痙薬


胃切除後障害のタグ


胃切除後障害に関わるからだの部位

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