はんたーしょうこうぐん
ハンター症候群
ムコ多糖症の一種。男児にのみ遺伝し、日本で最も多く報告されているムコ多糖症。
7人の医師がチェック
21回の改訂
最終更新: 2021.02.20
ハンター症候群の基礎知識
POINT ハンター症候群とは
ムコ多糖が身体の中に蓄積してしまう病気(ムコ多糖症)の一種類です。男児のみに遺伝子することが分かっています。関節の拘縮(関節が固まること)、骨格の変形、低身長、腹部の膨らみ(肝臓や脾臓の腫脹)などが主な症状です。重症型では小児期に亡くなることもあります。ハンター症候群が疑われる人にはレントゲン検査や血液検査が行われます。血液検査では酵素の測定や遺伝子の異常を知ることができ、足りない酵素を補充して治療します。その他の治療では造血幹細胞移植があります。ハンター症候群は小児科が中心になって診療が行われます。
ハンター症候群について
ハンター症候群の症状
ハンター症候群の検査・診断
レントゲン 検査(X線 写真):骨の変形をみる- 血液検査:
酵素 の測定や遺伝子検査を行う
ハンター症候群の治療法
酵素 補充療法:足りないライソゾーム酵素を補充する- イズロサルファーゼの補充を行う
- 脳に注射液を打つためのポンプを植え込むこともある
- その他に
造血幹細胞移植 などを行う