ぎせいあるどすてろんしょう
偽性アルドステロン症
主に薬剤の副作用で、原発性アルドステロン症と似たような症状を起こす病気。甘草という漢方薬が原因になることが多い。
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最終更新: 2019.01.08
偽性アルドステロン症の基礎知識
POINT 偽性アルドステロン症とは
アルドステロンが過剰に分泌される原発性アルドステロン症と似たような症状が起こる病気です。主な原因は甘草という漢方薬の副作用です。低カリウム血症が起こり、四肢の脱力や疲れやすさが現れます。偽性アルドステロン症が疑われる人には血液検査を行いカリウムなどの電解質の乱れが起こっていないかが確認されます。治療は原因と考えられる薬を中止することです。カリウムが低い場合はカリウムを薬で補うこともあります。偽性アルドステロン症の人は内分泌内科で治療が行われます。
偽性アルドステロン症について
- 主に薬剤の副作用で、原発性アルドステロン症と似たような症状を起こす病気
- 主な原因
- 薬の副作用
- 甘草
- かぜ薬、胃腸薬など
- 薬の副作用
- 患者の背景
- 女性に多い(男女比=1:2)
- 50-80歳に多い
偽性アルドステロン症の症状
- 原発性アルドステロン症と同様の症状
二次性 高血圧- 一般的な高血圧症よりも、様々な薬物治療が効きづらい
- 低カリウム血症
- 体内の
ミネラル バランスが崩れ、下記の症状が出現しやすい- 四肢の脱力(周期性四肢麻痺)
- 疲れやすさ
- 体内の
偽性アルドステロン症の検査・診断
- 血液検査
- カリウムを中心とした電解質異常の有無の確認
アルドステロン の値の測定
偽性アルドステロン症の治療法
- 原因と考えられている薬の服用の中止
- Kの値が極めて低いためKを薬で補充することもあるが、あまり効果的でないことが多い