しぼうしゅ
脂肪腫
皮膚と筋肉の間や、筋肉にできる脂肪のかたまり
5人の医師がチェック 88回の改訂 最終更新: 2022.03.30

脂肪腫とは?症状、原因、検査、治療など

脂肪腫は皮膚の奥に脂肪の塊ができる病気です。触ると柔らかい数cmくらいの塊が触れます。エコー検査やMRI検査により、塊の大きさや形、中身などを調べることができます。良性のもので特に問題が起きることはありませんが、見た目が気になるなどの場合には手術により根治することができる病気です。

脂肪腫とは?症状、原因、検査、治療など

脂肪腫は皮膚の奥に脂肪の塊ができる病気です。触ると柔らかい数cmくらいの塊が触れます。エコー検査やMRI検査により、塊の大きさや形、中身などを調べることができます。良性のもので特に問題が起きることはありませんが、見た目が気になるなどの場合には手術により根治することができる病気です。

脂肪腫の症状について:見た目やできやすい場所など

脂肪腫とは皮膚の奥にできる数cm程度の柔らかい脂肪の塊です。見た目は隆起しているだけで、皮膚の色の変化はありません。痛みや汚臭がすることもありません。手、肩、背中などにできることが多いです。

脂肪腫の原因について:遺伝や外傷との関連など

脂肪腫は皮膚の奥の脂肪の層に脂肪の塊ができる病気です。どうして脂肪の塊ができるのかのメカニズムは完全には分かっていません。遺伝、外傷、肥満などが要因の候補として考えられています。

脂肪腫の検査について:視診、触診、エコー検査など

脂肪腫であるかは問診や身体診察によりある程度判断することができます。脂肪腫以外の病気との見極めを行うためにエコー検査やMRI検査が行われることがあります。また、手術で塊を除去した場合には、がんとの見極めのため、病理検査が行われます。

脂肪腫の治療について:手術

脂肪腫の根治療法は手術です。ただし、サイズが大きくなければ、放置しても問題にならないことが多く、手術をしないという選択肢もあります。手術は局所麻酔で行われることが多く、日帰りで(入院が必要なく)受けることが可能です。

脂肪腫のよくある疑問点について

脂肪腫は良性のしこりですが、自然治癒することはありません。もし見た目が気になったりサイズが大きかったりする人は手術で取り除けます。手術で取り除いた後の再発の心配はほとんどありません。また、治療は保険診療で受けることができます。