せきがきゅうろう

赤芽球癆

赤血球や赤血球の元となる細胞が減少する病気

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6人の医師がチェック 83回の改訂 最終更新: 2017.06.15

赤芽球癆の基礎知識

赤芽球癆について

  • 血液中に存在する血球を作る骨髄骨の内側のすかすかとした部分。主に血球を作っている。骨髄に異常が起こると、正常な血球が作れなくなり、白血病や貧血などが起こる。赤血球血液の中の血球の一種。酸素を肺から取り込んで、全身へ運ぶ役割をしている。血液が赤いのは赤血球が赤いことによるを正しく作ることができなくなる病気
  • 先天性生まれつき、または生まれた時から起きていること。「後天性(後天的)」の対義語(生まれつき)の原因
    • ダイアモンド・ブラックファン貧血など
  • 後天性生まれてから起こること。「先天性(先天的)」の対義語の原因:赤芽球に対する自己免疫本来は外敵を倒すために働くはずの免疫が、何らかの異常によって自分の体を攻撃してしまう状態胸腺腫が原因として多い
    • 赤芽球に対する異常な自己免疫
      ・原因として最多
    • 胸腺腫
    • その他の原因
      ・薬物:ジフェニルヒダントインなど
      感染症何らかの病原体が引き起こす病気。細菌、ウイルス、真菌などが原因となることが多い。人から人へ直接うつらないものも含めた総称:ヒトパルボウイルスB19伝染性紅斑(リンゴ病)の原因となるウイルス。飛沫感染や接触感染によって感染する伝染性単核球症、肝炎ウイルス様々な病気の原因となる病原体の一つ。細菌とは別物であり、抗菌薬は無効であるマイコプラズマ細菌の一種。肺炎や気管支炎の原因となることで知られている
      ・血液疾患:顆粒リンパ球血液中にある白血球の一種で、免疫の役割を担っている。B細胞、T細胞、NK細胞に分かれ、それぞれ働き方が異なる増加症、慢性リンパ性白血病悪性リンパ腫
      自己免疫疾患本来は外敵を倒すために働くはずの免疫が、何らかの異常によって自分の体を攻撃してしまう病気の総称SLE関節リウマチなど
  • 後天性赤芽球癆は難病指定疾患であるので、症状に応じて医療費の補助申請が可能である

赤芽球癆の症状

  • 著明な貧血
  • 顔色が悪い
  • 息切れ
  • 動悸心臓や太い動脈の脈拍を自覚すること。精神的な緊張や運動だけでなく、ホルモンバランスの異常や貧血など、様々な病気の症状として起こる
  • だるさ
  • 胸腺腫を伴う場合は重症筋無力症合併ある病気や治療によって、他の病気や病態が引き起こされることすることがある

赤芽球癆の検査・診断

  • 血液検査、骨髄骨の内側のすかすかとした部分。主に血球を作っている。骨髄に異常が起こると、正常な血球が作れなくなり、白血病や貧血などが起こる。検査
    • 貧血の有無や、赤血球血液の中の血球の一種。酸素を肺から取り込んで、全身へ運ぶ役割をしている。血液が赤いのは赤血球が赤いことによるの元となるような細胞の量を調べる
    • 原因となる自己免疫疾患本来は外敵を倒すために働くはずの免疫が、何らかの異常によって自分の体を攻撃してしまう病気の総称などがないかなども検査
  • 胸部CT検査X線(放射線)を用いて胸の中の状態を調べる検査。肺や肋骨などの状態を確認するために行われることが多い
    • 胸腺腫の有無について検査を行う

赤芽球癆の治療法

  • 貧血に対する対症療法病気による症状自体を抑えるための治療。病気の根本の原因を治す治療(根本治療)と区別されると、原因が分かればその治療を行う
  • 時間の経過とともに、特別な治療なしに自然軽快する場合がある
    • そのような可能性を考えて当初は治療を行わずに経過を見ることもある
  • 原因に対する治療
    • 自己免疫本来は外敵を倒すために働くはずの免疫が、何らかの異常によって自分の体を攻撃してしまう状態が原因であれば、免疫病原体に対する体の防御システム。何かのきっかけで、免疫が過剰反応している状態がアレルギーで、免疫が自分自身の体を攻撃してしまうのが自己免疫疾患抑制剤(シクロスポリン)を使用
      ・免疫抑制剤の効果があった場合でも、急に中断すると再発し得るため、長期間に渡る使用が必要
    • 胸腺腫がある場合、胸腺腫摘出術を行う場合もある

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