にゅうとうふたいしょう
乳糖不耐症
乳糖を分解する酵素(ラクターゼ)が不足することで、乳糖を十分に消化や吸収することができず、下痢などの症状が出る病気
6人の医師がチェック 101回の改訂 最終更新: 2018.02.20

乳糖不耐症の基礎知識

乳糖不耐症について

  • 乳糖を分解する酵素(ラクターゼ)が不足することで、乳糖を十分に消化や吸収することができず、下痢などの症状が出る病気
  • 下痢や腹痛が起こる
    • 小どもと大人で起こる症状が異なる
  • 乳糖不耐症は以下の4つに分けられる
    • 加齢によって起こるもの
      ・もっともよくあるタイプで加齢に伴う正常な変化の一つともいえる
      ・体内で作られる乳糖分解細胞が、加齢とともに減ることにより発症する
    • 他の病気や手術が原因で起こるもの
      セリアック病炎症性腸疾患、また、大腸や小腸に手術や傷害が起こる
    • 生まれつきのもの(先天性
      ・非常にまれだが遺伝で受け継がれる
      ・早期に発見、治療が必要
    • 早産で、体が十分に発達していないことで起こるもの
      ・胎児の乳糖分解酵素の生成は、通常34週以降に始まるため
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乳糖不耐症の症状

  • 小どもの症状
    • 下痢
    • 体重が増えない
  • 大人の症状
    • 腹部膨満
    • 胃けいれん
    • 下痢
    • 吐き気
    • 腸がゴロゴロ鳴る(腹鳴)
    • 急激な便意
  • 通常は症状は軽い病気だが、重症の患者では必要な栄養素を吸収できず、子どもで十分な成長が得られない場合がある
症状の詳細

乳糖不耐症の検査・診断

  • 血液検査
    • 乳糖を多く含むものを摂取して、その後の血糖値の変化を調べる
  • 呼気中水素検査
    • 乳糖を多く含むものを摂取して、その後の息に含まれる水素の量を調べる
  • 便酸性度検査
    • 腸内の酵素が未消化の乳糖に作用すると便が酸性になるのを調べる
    • 乳児や幼児に行なう
検査・診断の詳細

乳糖不耐症の治療法

  • 食事中の乳製品の量を減らす、または完全になくす
  • 市販のラクターゼのカプセル、錠剤、点滴剤、チュアブル錠を、牛乳に加える
  • 牛乳の代替品(ライスミルク、大豆、アーモンドなど)を試す
  • 小児の場合、無乳糖ミルクに切り替える
  • カルシウムのサプリメントを摂取し、カルシウムが足りなくなるのを防ぐ
治療法の詳細

乳糖不耐症に関連する治療薬

乳糖分解酵素剤

  • 消化管内で乳糖をブドウ糖とガラクトースに分解して乳糖不耐症などの消化器症状を改善する薬
    • 乳糖不耐症では乳糖を分解する酵素が不足し十分に消化できずに下痢や吐き気などの消化器症状がおこる
    • 乳糖はブドウ糖とガラクトースという糖がくっついてできた二糖類
    • 本剤は乳糖を分解する酵素を主成分とする製剤

  • 経口流動食などの摂取時におこる下痢などの改善に使用する場合もある
乳糖分解酵素剤についてもっと詳しく


乳糖不耐症が含まれる病気


乳糖不耐症のタグ


乳糖不耐症に関わるからだの部位


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