かたいこつこっせつ(けいこつこっせつ、ひこつこっせつ)
下腿骨骨折(脛骨骨折、腓骨骨折)
すねの骨(脛骨、腓骨)のうち一方もしくは両方に生じる骨折
5人の医師がチェック 104回の改訂 最終更新: 2017.12.06

下腿骨骨折(脛骨骨折、腓骨骨折)の基礎知識

下腿骨骨折(脛骨骨折、腓骨骨折)について

  • すねの骨(脛骨、腓骨)のうち一方もしくは両方に生じる骨折
  • 交通事故やスポーツなどの外傷や転倒などが原因で起こる

下腿骨骨折(脛骨骨折、腓骨骨折)の症状

  • 骨折した場所の腫れ、痛み、内出血
  • 足の骨の曲がり

下腿骨骨折(脛骨骨折、腓骨骨折)の検査・診断

  • 画像検査:骨折の部位や程度を調べる
    • レントゲン
    • CT

下腿骨骨折(脛骨骨折、腓骨骨折)の治療法

  • 治療法はギプス固定などの保存療法または手術が行われる
  • 骨のずれが少ない場合には保存療法が行われる
    • 徒手整復(手で整復する)とギプス固定を行う
  • 骨のずれが大きい場合は手術が行われる
    • 手術:骨に髄内釘といわれる固定材を埋め込んで固定する
    • リハビリテーション:手術後1~3週間で松葉杖歩行を開始し、筋力増強訓練や荷重歩行などを行う

下腿骨骨折(脛骨骨折、腓骨骨折)の経過と病院探しのポイント

下腿骨骨折(脛骨骨折、腓骨骨折)が心配な方

下腿骨骨折は、下腿骨(膝と足首の間の骨)に起きる骨折で、交通事故などで大きな衝撃が加わった際に生じやすい外傷です。このような事故の後から下腿が痛くて腫れている場合には、下腿骨骨折の可能性があります。

骨折の他に似た症状を来たす状況としては肉離れ筋断裂)などがあります。骨が明らかに曲がっているといったような場合は骨折とすぐに分かりますが、それ以外のときにご自身で下腿骨骨折と診断するのは必ずしも容易ではありません。ご自身の症状が下腿骨骨折でないかと心配になった場合、まずは整形外科のクリニックや、お近くの救急外来を受診されることをお勧めします。結果的に骨折ではなく筋肉や靱帯の問題であればクリニックで対応が可能です。もし診断が下腿骨骨折で手術が必要となる場合には、レントゲンやその他行われた診察、検査の結果をまとめた診療情報提供書(紹介状)とともに、手術可能な病院を紹介してもらうことになります。

受診先として、総合病院の救急外来は相対的に待ち時間が少ないというメリットもある一方で、専門の整形外科医ではなく広く浅く診察をする救急医が初期対応に当たることになります(日中は救急外来が開いていないこともあります)。総合病院の整形外科外来は、飛び込みで受診するには患者数が多く(待ち時間が長く)、また診療情報提供書を持っていないと受診ができなかったり、追加料金が必要となったりします。

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下腿骨骨折(脛骨骨折、腓骨骨折)でお困りの方

下腿骨骨折の場合、成人であれば軽症のものを除き手術が行われます。ただしご高齢の方や心臓、肺、その他の臓器に持病がある方などで手術を行うリスクが大きい場合、また骨折自体が小さなものであったり、小児の骨折の場合などは、自然に骨がつくのを待つこともあります。下腿骨骨折は、診断がつき次第その場で治療が開始されますので、どこでどのような治療を受けるかを迷う余地は少ない疾患かもしれません。

手術後は、あまり安静にし過ぎているとかえって関節が固まって動かしづらくなってしまうため、痛みに耐えられる範囲で早期からリハビリテーションを開始していきます。

ご高齢の方で入院中に筋力が低下してしまったり、以前のように歩くことが難しくなってしまった場合には長期間のリハビリテーションが必要となります。一人で日常生活を行うことができないような場合には、急性期病院から回復期病院(リハビリ病院、療養型病院)に転院して、リハビリを行います。

急性期病院にも一般的にリハビリの施設はついていますが、回復期病院の方がリハビリに専念しやすい環境が整っています。一緒にリハビリを行うことになるのは理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といったスタッフですが、患者さん一人あたりのスタッフ数や、リハビリ設備(リハビリ室や器具)の充実度といったところが病院を探す上で参考になります。リハビリの回数が1日1回なのか、それとも午前と午後で2回あるのか、1日に受けられるリハビリの総時間、土日はどうかといった点も、回復期の病院を探す上でのポイントとなります。

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