しんじゅしゅせいちゅうじえん
真珠腫性中耳炎
鼓膜の奥(中耳)に細菌が繁殖する中耳炎を繰り返すうちに、耳にしこりができ、それが周囲にある骨を破壊しながら大きくなる病気
8人の医師がチェック 78回の改訂 最終更新: 2017.12.06

真珠腫性中耳炎の基礎知識

POINT 真珠腫性中耳炎とは

真珠腫性中耳炎は鼓膜の奥に、周囲の骨を溶かしながら大きくなる真珠腫ができる病気です。生まれつきの場合と、中耳炎などを繰り返してできる場合があります。先天性の場合は無症状で、健診で指摘されることがあります。主な症状は難聴で、感染した場合は痛みや耳だれがでます。進行すると、めまいや耳鳴り、髄膜炎や脳膿瘍になります。診断は鼓膜を観察することと、聴力検査、周囲への広がりの評価にCT検査やMRI検査を行います。治療はまず耳の中の汚れを取り除き、きれいな状態にすることで進行を防ぎます。根治的には手術で真珠腫を取り除きます。再発することがあるため、定期通院が不可欠で、再手術が必要なこともあります。治療は耳鼻咽喉科で行います。

真珠腫性中耳炎について

  • 鼓膜の奥(中耳)に細菌が繁殖する中耳炎を繰り返すうちに、耳にしこりができ、それが周囲にある骨を破壊しながら大きくなる病気
  • 鼓膜の近くには耳小骨と呼ばれる音を聞くために必要な骨があり、この骨が溶かされることが多い
  • 耳が聞こえづらくなる(難聴になる)などの耳の症状に加えて、内耳や周囲の神経、骨などにまで広がることがある

真珠腫性中耳炎の症状

  • 聴力の低下(難聴
  • 耳だれ(耳からが出る)
  • 耳閉感
  • めまい

真珠腫性中耳炎の検査・診断

  • 耳鏡検査:鼓膜の外側から中耳を観察する
  • CTレントゲンX線)検査:中耳炎による骨の状態や病変の広がりの有無を調べる

真珠腫性中耳炎の治療法

  • 保存療法
    • 耳の中のやよごれを取り除き、きれいな状態にする
    • 細菌感染がある場合、抗菌薬抗生物質)を用いて治療する
  • 手術
    • 鼓室形成術:炎症が起こったことで崩れた鼓室(鼓膜の中)を形成する
  • 手術によって症状は軽快するが、後遺症として耳鳴りや難聴が残ることもある

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