にょうかんしゅよう
尿管腫瘍
尿管(尿の通り道)にできた腫瘍のこと
6人の医師がチェック 85回の改訂 最終更新: 2018.01.02

尿管腫瘍の基礎知識

POINT 尿管腫瘍とは

尿管腫瘍は尿管にできる腫瘍で、ほとんどは尿管がんです。尿管腫瘍の原因は喫煙、化学物質の一部などで、痛みのない血尿や背中の痛みなどが症状としてみられます。尿管腫瘍はCT検査や尿検査などで診断し、治療は手術や抗がん剤によって行います。手術の後は腎臓が一つになり腎臓の機能が低下してしまうので、医師と相談して腎臓の機能を低下させないように食事などの生活習慣に注意が必要です。血尿がいきなり出たり背中の痛みが長引くと泌尿器科を受診することをお勧めします。

尿管腫瘍について

  • 尿管(尿の通り道)にできた腫瘍のこと
    • 腎臓で作られた尿は腎盂、尿管を通って膀胱に溜められる
    • この通り道の粘膜に腫瘍が発生する
  • 喫煙や、化学物質などが原因となることがある
  • ほとんどが悪性腫瘍でいわゆる尿管がん

尿管腫瘍の症状

  • 血尿
    • 血尿は80%以上でみられる
  • 腰や背中の痛み

尿管腫瘍の検査・診断

  • 尿検査
    • 尿中に血液が含まれるか調べる
  • 腹部超音波検査
    • 腎臓や膀胱の状態を調べる
  • 腹部CT検査
    • 腎臓や膀胱の状態を詳しく調べる
    • CTウログラフィーという特殊な方法で腫瘍の位置を特定する
  • 静脈性尿路造影
    • 注射で造影剤を体の中にいれて尿路を観察する
  • 逆行性腎盂尿管造影検査
    • 尿管口から造影剤を入れてから、おなかの中を調べる
    • 同時に尿管の近くから尿を取り出し調べることができる
  • 病理検査(尿細胞診
    • 尿の中にがん細胞がいるかどうかを観察する
  • 内視鏡検査(尿管鏡)
    • 尿道から内視鏡を入れて、膀胱・尿管の中を調べる

尿管腫瘍の治療法

  • 良性腫瘍の場合
    • 水腎症になっていれば、腫瘍の切除や、ステントの挿入などにより尿路を確保する
    • 良性腫瘍はかなり珍しい
  • 悪性腫瘍の場合
    • 転移がない場合
      ・手術で腎臓、尿管、膀胱壁を切除する
    • 転移がある場合
      化学療法抗がん剤を使う治療)が行われることが多い
  • 5年生存率(悪性腫瘍の場合)
    • 表在がん(がんが筋層まで浸潤していない)の場合は80%
    • 浸潤がん(がんが筋層あるいは筋層を超えて浸潤していない)の場合は30%
  • 転移のある場合は予後が悪い

尿管腫瘍のタグ

尿管腫瘍に関わるからだの部位

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