こういひふえん
肛囲皮膚炎
肛門周りからおしりの皮膚にかけて炎症が起き、かゆみや痛みが出る病気
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最終更新: 2024.05.19
肛囲皮膚炎の基礎知識
POINT 肛囲皮膚炎とは
肛門の周りやおしりの皮膚にかけて炎症が起こり、かゆみや痛みが出る病気です。症状としてはひりひりしみたり、肛門の周囲が赤く腫れて水膨れができたりします。肛門周囲炎の原因は汗をかくことや膣炎、生理などです。症状から診断が行われ、細菌や真菌が原因と考えられる人には細菌学的検査が行われます。治療は、炎症を起こしている場所を清潔に保つことや、適宜塗り薬(抗真菌薬やステロイド薬)を使うことです。肛門皮膚炎が疑われる人は肛門科や皮膚科、小児科などを受診してください。
肛囲皮膚炎について
肛囲皮膚炎の症状
- 主な症状
- ひりひりしみる
- べとべとする
- 肛門やおしり周りが赤く腫れて、
水疱 ができる - 強いかゆみ
- 下着が汚れる
肛囲皮膚炎の検査・診断
- 症状から医師が判断する
細菌検査 :お尻についているものを培養 して細菌 の種類を調べる
肛囲皮膚炎の治療法
- 抗
真菌 薬軟膏(真菌を倒す薬)、ステロイド 軟膏(炎症 を抑える薬)を塗って治療をする - 注意すべき点
- おしりを清潔にする
- 石鹸を用いておしりをごしごし洗わない(刺激となるため)
- おしりを清潔に保つ
- アルコールや香辛料を控える
- かゆくてもかかない