きていさいぼうがん
基底細胞がん
皮膚がんの中で最も頻度の高いがん。紫外線が誘因となることが知られている
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最終更新: 2022.04.15
基底細胞がんの基礎知識
POINT 基底細胞がんとは
皮膚がんの中で最も頻度の高いがんです。皮膚は表皮(外側)と真皮(内側)の2つからなります。さらに表皮は外側から角質層、顆粒層、有棘層、基底層に分かれます。基底細胞がんは基底層の細胞が悪性化するもので、顔面(特に顔の中心よりに)に発生しやすいことが知られています。基底細胞がんの初期症状はほくろに似た黒色から黒褐色の皮疹で、ゆっくりと大きくなります。病理検査(腫瘍の一部を切り取り顕微鏡でみる検査)で診断が行われ、がんの広がりを見るために画像検査(CT検査やMRI検査)が行われます。根本的な治療は手術で病気の部分を切り取ることですが、それが難しいときには放射線や凍結療法で治療が行われます。皮膚に該当する症状があって心配な人は皮膚科を受診してください。
基底細胞がんについて
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基底細胞がんの症状
症状の詳細
基底細胞がんの検査・診断
- 生検:がん細胞かどうか(良性か悪性か)を調べる
- 潰瘍の一部を採取して顕微鏡で調べる
- 画像検査:転移や他のがんの有無、ステージなどを調べる
- 胸部レントゲン検査:他の癌の有無を調べる
- 腹部超音波検査:他の癌の有無を調べる
- ガリウムシンチフィ:転移や他のがんの有無を調べる
- CT検査:がんの大きさや位置、転移の有無を調べる
- MRI検査:がんの大きさや位置、転移の有無を詳しく調べる
基底細胞がんの治療法
- 手術で病変部位を切り取る
- 実際の腫瘍のある場所よりも少し広めに取り除いたら再発の可能性が減る
- 手術ができない時は放射線療法や凍結療法が行われる(持病があるため外科手術が難しい場合など)
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