へいそくせいけっせんせいけっかんえん(ばーじゃーびょう)

閉塞性血栓性血管炎(バージャー病)

血管の壁が炎症を起こして狭くなったり血栓をつくることで血管が詰まる病気。たばこを吸っている若い男性に起こりやすい

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6人の医師がチェック 101回の改訂 最終更新: 2017.05.11

閉塞性血栓性血管炎(バージャー病)の基礎知識

閉塞性血栓性血管炎(バージャー病)について

  • 血管の壁に炎症体の免疫が防御反応を起こしている状態。原因は、感染、けが、免疫の異常(アレルギーなど)と様々。免疫が強く反応することで、熱、腫れ、痛みなどが出るが起きることで、血管が細くなったり血のかたまりができて、血管が詰まる病気
    • 腕や脚の血管が詰まり、その先に血が流れてこないことによる症状が起こる
  • 全国で約8000人いると言われている
    • 20-40歳代のたばこを吸っている男性に多い
  • 特に腕や脇の下付近の血管に起こりやすいと言われている
  • 閉塞性動脈硬化症と類似している
    • 閉塞性動脈硬化症は血管の動脈硬化全身に酸素と栄養を運ぶ動脈の壁が硬くなった状態。加齢の他に、喫煙、高血圧、脂質異常症、糖尿病などが原因となるが原因である

閉塞性血栓性血管炎(バージャー病)の症状

  • 主な症状
    • 手足の冷え
    • 手足のしびれ
    • レイノー現象
    • 歩行障害:間欠性跛行一定時間歩くと足にしびれが起きてしまい、休み休み歩かなければならない症状(歩くとしびれが起きるが、休むとすぐ治る)
  • 血管の詰まりがひどくなると、指先に痛みが出てきたり、壊死ある部位の細胞が死んでしまうこと。多くの場合、血管が詰まったり、つぶれたりして、血液が流れなくなってしまうことが原因となるしたりすることがある

閉塞性血栓性血管炎(バージャー病)の検査・診断

  • 造影造影剤と呼ばれる注射薬を使用して、そのままでは画像検査で写りにくいものが写るようにすること検査:血管が細くなっていかを調べる
  • 似たような症状の出る閉塞性動脈硬化症との鑑別似た別の病気と区別すること。また、その病気以外に可能性のある病気そのもののことが大切

閉塞性血栓性血管炎(バージャー病)の治療法

  • 禁煙が何よりも大切な治療
  • 禁煙をした上で以下のような治療を行う
    • 薬物療法
      抗血小板薬血小板が血栓を作る作用を抑えるための薬。脳梗塞などの予防に使用される(血液を固まりにくくする)
      ・血管拡張薬(血管を広げて血液が流れやすくする)
    • 手術
      ・バイパス手術:詰まった血管の先に新たに血管をつないで、血が流れるようにする(そこまで多く行われる手術ではない)
    • 交感神経自律神経の一種で、興奮や緊張しているときに働くもの。交感神経が働くと、血管は細くなり心臓は活発に動くようになる節切除術、ブロック術:交感神経の働きを抑えることで、血管を常に拡張した状態にする
  • 喫煙を続けている限り治療の効果は出ないため、禁煙を厳守する必要がある

閉塞性血栓性血管炎(バージャー病)に関連する治療薬

プロスタグランジンE1誘導体製剤(抗血小板薬)

  • 血行を良くすることで、血行が悪い状態でおこる手足の冷たさやしびれ、痛みなどを改善する薬
    • 血小板が凝集すると血液が固まりやすくなり血行が悪くなり血栓ができやすくなる
    • 体内でプロスタグランジンE1(PGE1)という物質は血小板凝集を抑え、血管を拡張させる作用などをもつ
    • 本剤はPGE1を元につくられた製剤で体内でPGE1と同じ様な作用をあらわす
  • 腰部脊柱管狭窄症に伴う下肢の疼痛やしびれなどを改善する効果もある
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