いんけいがん
陰茎がん
陰茎の皮膚にできるがん。稀ながん
7人の医師がチェック 96回の改訂 最終更新: 2017.12.06

陰茎がんの基礎知識

陰茎がんについて

  • 陰茎(ペニス)の皮膚に発生する極めてまれながん
  • 主な原因
    • ヒトパピローマウイルスHPV)感染の関与(性感染症
    • 喫煙(非喫煙者の2.8~4.5倍高い)
    • 包茎(近年は必ずしも関係しないのではないかと考えられている)
  • 人口10万人当たり0.2人程度の発生頻度
    • 男性の悪性腫瘍のなかで0.5%未満
    • 発症年齢は60歳代に最も多い

陰茎がんの症状

  • 主な症状
    • 初期の段階では、痛みは伴わない
    • がんはまず陰茎の皮膚から発生する(おできのようなもの)
    • 進行すると尿道を狭くするため、排尿しにくくなる
    • がんが大きくなると潰瘍ができたり、出血することがある
    • 太ももの付け根のリンパの腫れ
    • 足のむくみ

陰茎がんの検査・診断

  • 主に診察(視診、触診)の段階で診断がつく
  • 顕微鏡検査:病変部をからはがれた細胞や病変部の一部を生検して顕微鏡で検査
  • その他の検査
    • リンパ節の触診:鼠径部が最も転移しやすいため
    • 画像検査:他の臓器に転移がないかを確かめる
      胸部レントゲン検査(X線写真)
      ・腹部のCT検査
      超音波検査
      ・MRI
  • 進行の度合いから病期ステージ)を決める
    • 陰茎でのがんの広がり
    • リンパ節転移の有無、広がり
    • 他の臓器への転移(遠隔転移)の有無
  • 尖圭コンジローマと陰茎がんは見た目で似ている場合がある

陰茎がんの治療法

  • 主な治療法は手術
    • 必要に応じて放射線療法化学療法を組み合わせる
  • 手術
    • 遠隔転移がなければ手術を検討する
    • 手術後、性交が難しくなるため人工的な陰茎を形成する手術が行われることもある
  • 放射線療法
    • 比較的初期のがんと、転移後の痛みなどの症状をやわらげる目的で使われることが多い
  • 化学療法
    • 転移がある場合に化学療法が行われる
    • シスプラチンを中心とした多剤併用療法がしばしば用いられる
  • がんが陰茎に留まっている場合は5年生存率は90%程度
  • リンパ節転移や遠隔転移がある場合は5年生存率は30%以下まで落ちてしまう


陰茎がんが含まれる病気


陰茎がんのタグ


陰茎がんに関わるからだの部位

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