いんとういぶつ
咽頭異物
誤って飲み込んだ異物がのどにひっかかった状態。日本では魚の骨によるものが圧倒的に多い。
8人の医師がチェック 74回の改訂 最終更新: 2017.12.06

咽頭異物の基礎知識

POINT 咽頭異物とは

誤って飲み込んだ異物がのどに引っかかった状態で、魚の骨がほとんどです。症状はのどの痛みや違和感です。魚骨の場合は、ほとんどが口蓋扁桃(口をあけると両側にある扁桃)に刺さりますが、舌の付け根や食道の入り口に刺さることもあります。口の中から骨を取り除いたり、鼻から細いカメラを入れて骨を取り除きます。異物を飲み込んでから時間がたっている場合や、深く刺さっている場合は見つけられないことがあり、頸部CT検査が必要な場合もあります。小さな骨の場合は自然に抜け落ちるか、埋まって症状がなくなることがあります。大きい骨の場合は感染を起こして首が腫れることがあるため、症状が続く場合は病院に受診しましょう。多くの耳鼻科クリニックで対応可能です。総合病院でも耳鼻科がないところでは対応できませんので、確認してから受診しましょう。

咽頭異物について

  • 誤って飲み込んだ異物がのどにひっかかった状態
    • 日本では魚の骨によるものが圧倒的に多い
    • 口蓋扁桃にひっかかりやすい

咽頭異物の症状

  • のどの痛み
  • 飲み込む際ののどの痛み
  • のどの違和感

咽頭異物の検査・診断

  • 咽頭鏡検査:口か鼻から内視鏡(ファイバースコープ)を入れて異物の有無を調べる
    • 見つかればそのまま取り除くことで治療となる
    • 異物がひっかかってから時間が経っていたり深く刺さっていると発見が難しいこともある
    • 場合によっては刺さった部位の周囲が感染を起こしていることもある

咽頭異物の治療法

  • 異物をファイバースコープで取り除く
  • ご飯を丸飲みするなどの方法は症状を悪化させることがあり不適切
  • のどに引っかからずに飲み込んでしまった場合には、大きめのものであっても、ほとんどの場合、便となって問題なく排泄される

咽頭異物の経過と病院探しのポイント

咽頭異物が心配な方

咽頭異物とは、のどに異物がひっかかった状態を指す用語です。たとえば赤ちゃんが小さなおもちゃを口に入れてのどの奥にひっかかってしまった場合や、魚の骨が刺さってしまったといった場合があります。

魚を食べた後からのどの違和感があるような時は、ご自身で骨が刺さったと自覚があることが大半でしょう。そのままにしていて自然と治ることももちろん多いのですが、太い骨で痛みが強い場合、違和感が長引いて治らない場合などには耳鼻科の受診をお勧めします。

咽頭異物は、胃カメラのような形をした、より細い機器(咽頭ファイバー)を用いて取り除くことが治療となります。耳鼻科のクリニックであれば多くのところで対応が可能です。逆に総合病院でも耳鼻科がないところでは咽頭ファイバーによる治療が受けられず、また耳鼻科があったとしても土日や夜間だと対応は困難です。そのような場合は受診しても翌日日中の再診が必要となったり、耳鼻科クリニックを紹介されたりします。事前に咽頭ファイバーを行っているかどうかを確認の上で受診されることをお勧めします。

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