しんせいじはいえん

新生児肺炎

新生児におこる肺炎。重症化すると生死に関わる

病気に関連する診療科の病院を探す
6人の医師がチェック 89回の改訂 最終更新: 2017.07.21

新生児肺炎の基礎知識

POINT新生児肺炎とは

新生児肺炎とは生まれてから28日未満の新生児に起こる肺炎です。細菌やウイルスなどの様々な微生物が肺炎の原因になりますが、非常に重症になることが多く注意が必要な病気です。主な症状は多呼吸・陥没呼吸(息を吸う時に肋骨の間や鎖骨の上がへこむ)・チアノーゼ・頻脈・低体温・高体温などになります。 症状の程度経過を背景に、画像検査や血液検査を行って診断します。また、原因となっている微生物を探すために細菌学的検査を行います。治療は原因微生物が細菌である場合には微生物に適した抗菌薬を用いたりします。また、酸素の状態が悪くなるほど重症の場合は、酸素投与や人工呼吸器管理を行う場合があります。新生児肺炎が心配な人や治療したい人は、小児科を受診して下さい。

新生児肺炎について

  • 新生児におこる肺炎
    • 重症化すると生死に関わる
  • 細菌感染症を起こす微生物の1つ。ウイルスと比較して10-100倍の体の大きさをもつの感染とウイルス様々な病気の原因となる病原体の一つ。細菌とは別物であり、抗菌薬は無効であるの感染の場合がある
    • 細菌性肺炎を起こすものは以下が主である
      ・溶連菌
      黄色ブドウ球菌食中毒や化膿性皮膚疾患の原因となる菌。正常な皮膚にもいる菌であり、必ずしも病気を引き起こすとは限らない
      大腸菌健康なヒトの大腸内で生息し、また環境中にも広く分布している微生物
      ・クレブシエラ属 
      ・リステリア
      ・クラミジア   など
    • ウイルス性肺炎を起こすものは以下が主である
      ・サイトメガロウイルス
      単純ヘルペスウイルス
      風疹ウイルス
  • 真菌病気の原因となる微生物のうち、かびの仲間のこと。細菌に対する薬である抗菌薬は効果がなく、真菌感染症には抗真菌薬が用いられるが原因となることもある

新生児肺炎の症状

  • 多呼吸
  • うなり声
  • 陥没呼吸(息を吸った際に肋骨や胸の骨がへこむ)
  • 無呼吸
  • チアノーゼ全身に十分な酸素が行き届いていない状態。皮膚や唇が青〜紫色になる。肺での酸素の取り込みの異常や、心疾患などが原因で起こる
  • 頻脈脈が早い状態(100回/分以上とされることが多い)。運動や緊張が原因の、病的でないものも含まれる
  • 腹部膨満お腹が張った感じがすること。原因としては、便やガスが腸に溜まったり、腹水が溜まったりすることによる
  • 手足の血液のめぐりが悪い
  • 低体温
  • 高体温
  • 出血しやすい

新生児肺炎の検査・診断

  • 細菌検査病気を引き起こしている細菌の、種類を特定するための検査:血液や痰の中に細菌感染症を起こす微生物の1つ。ウイルスと比較して10-100倍の体の大きさをもつがいないかを調べる
  • 胸部レントゲン X線(放射線)によって撮影する画像検査の一種で、心臓や肺、骨などの状態を調べるために行われるX線X線(放射線)を使って、体の中の状態を簡易的に調べる画像検査写真)
  • 血液検査

新生児肺炎の治療法

  • 治療は原因の病原体に合わせて適切な抗菌薬細菌感染症に対して用いられ、細菌の増殖を防ぐ、もしくは殺菌する薬。ウイルスや真菌(かび)には効果がない、抗ウイルス様々な病気の原因となる病原体の一つ。細菌とは別物であり、抗菌薬は無効である薬、抗真菌病気の原因となる微生物のうち、かびの仲間のこと。細菌に対する薬である抗菌薬は効果がなく、真菌感染症には抗真菌薬が用いられる薬の投与を行う
  • 身体の状態をサポートする治療法として酸素投与や人工呼吸器の使用や点滴治療、輸血などを行う

新生児肺炎が含まれる病気


新生児肺炎のタグ


新生児肺炎に関わるからだの部位