きゅうせいしゅっけつせいけつまくえん(あぽろびょう)
急性出血性結膜炎(アポロ病)
目がウイルスに感染し、まぶたの内側にある結膜から出血が起こる病気のこと
3人の医師がチェック 59回の改訂 最終更新: 2018.10.22

急性出血性結膜炎(アポロ病)の基礎知識

POINT 急性出血性結膜炎(アポロ病)とは

目にウイルス感染が起こって結膜(まぶたの裏と白目)から出血する病気のことです。エンテロウイルスが主な原因で、目やにや目の痛み、充血なが主な症状です。見た目で診断が行われ、特別な検査をすることはほとんどありません。炎症を抑える目薬を使いますが、ウイルスに効果のある点眼薬はありません。完治には2週間から3週間かかります。急性出血性結膜炎が疑われる人は眼科を受診してください。

急性出血性結膜炎(アポロ病)について

  • 目が炎症を起こして、結膜から出血が起こる病気のこと
    • エンテロウィルスと呼ばれるウイルスに感染し、
    • ウイルスに感染して1-2日後に発症する
  • 1969年にガーナで流行し、その年にアポロ11号が月面に着陸して帰還したことから別名「アポロ病」とも言われている

急性出血性結膜炎(アポロ病)の症状

  • 眼脂(目やに)
  • 目の痛み
  • 目の充血
  • まぶたの腫れ

急性出血性結膜炎(アポロ病)の検査・診断

  • 問診と診察から診断する

急性出血性結膜炎(アポロ病)の治療法

  • 薬物療法
    • エンテロウィルス70に対する特別な治療薬はない
    • 抗菌薬:他の細菌に同時感染することの予防
  • 通常、2-3週間で自然治癒することが多い

急性出血性結膜炎(アポロ病)の経過と病院探しのポイント

急性出血性結膜炎(アポロ病)が心配な方

急性出血性結膜炎アポロ病)は、エンテロウイルスによる目の感染症です。目が腫れて充血し、涙や目やにが大量に出ます。ただしこのような症状を呈する目の病気はいくつもあるので、症状だけからご自身で急性出血性結膜炎だと自己診断をするのは困難です。何らかの理由でご自身の症状が急性出血性結膜炎ではないかと思ったら一度眼科のクリニックを受診されることをお勧めします。

なお、咽頭結膜熱といって別の目の感染症があります。アデノウイルスが原因で目には似たような症状が出るのですが、発熱やのどの腫れが出現するといった点が異なる病気です。

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急性出血性結膜炎(アポロ病)でお困りの方

急性出血性結膜炎ではウイルスに効くような治療薬がありませんので、対症療法として炎症を抑える目薬を使用しながら、多くの場合は1-2週間程度で自然に治るのを待つことになります。

急性出血性結膜炎で気をつけるのは、やはり周囲へ感染を広げないようにすることです。エンテロウイルスは非常に感染力が強いため、涙や目やにが間接的に人の目に入らないようにしなければなりません。タオルを使い回すのを避け、体調が改善するまで学校や仕事は休む必要があります。衣服の洗濯を分けて実施する必要はなく、またお風呂で感染が広がる可能性は低いと考えられますが、できればお風呂は患者の方が最後に入り、浴室をシャワーで十分に流してから出るのが良いでしょう。最後に、目をこすったら頻回に手洗いを行うこと(その際タオルは自分専用のものを使用すること)や、目を拭いたティッシュはテーブルの上などに放置せず、そのままビニール袋やゴミ袋に直接入れて他人が触れないところにしまうといった配慮が大切です。

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