しんせいじかんえん
新生児肝炎
新生児に起きる肝炎。胆汁(消化液の一種)の流れが悪くなることや、細菌感染などが原因となる
6人の医師がチェック 73回の改訂 最終更新: 2017.07.21

新生児肝炎の基礎知識

POINT 新生児肝炎とは

生まれたての新生児に起こる肝炎のことです。出生5000−10000人に1人の割合で起こると言われています。原因としては、胆道閉鎖症(生まれつき胆汁が流れる道が閉鎖している病気)・感染症・内分泌疾患などが挙げられます。新生児肝炎の子どもには、体重増加不良・黄疸・肝腫大・灰白色便などの症状が見られます。これらの症状が見られる場合、近くの医療機関にかかるようにして下さい。 検査や治療や専門的なことを行います。そのため、受診する医療機関は小児科や消化器内科にかかるようにして下さい。

新生児肝炎について

  • 新生児に起きる肝炎で、原因が不明のもの
  • 新生児期〜乳児早期で発症する
  • 胆汁(消化液の一種)の流れが悪くなって黄疸が出たり、肝障害が生じて肝臓の機能が低下する
  • 出生5000-10,000人に1人程度の割合で起こる
  • かつて原因不明で「新生児肝炎」と診断されていた人の中に種々の遺伝性・代謝性疾患が隠れていたと考えられ、最近の診断技術の向上により、原因不明の「新生児肝炎」の割合は減少している
  • 以下に挙げるような、胆汁の流れが悪くなる他の疾患でないことを確認するのが大切

新生児肝炎の症状

  • 生後2か月以内に黄疸、肝腫大、クリーム色の便がみられる
  • 体重が増えない

新生児肝炎の検査・診断

  • 血液検査:肝機能などを調べる
  • 手術が必要な胆道閉鎖症を否定することが大切
    • 肝胆道排泄シンチグラフィ
    • 腹部超音波検査
  • 必要があれば、原因検索のために肝生検を行う(肝臓の組織を一部とって検査する)

新生児肝炎の治療法

  • 栄養管理、脂溶性ビタミン(A、D、E、K)の補充、胆汁の排泄促進剤の使用
  • 長期的な経過
    • 新生児の多くでは、生後3~6か月以内に黄疸が改善する
    • 1歳になる頃には肝臓の機能は回復する
  • 肝硬変、肝不全に進行した場合は肝移植が検討される

新生児肝炎のタグ

新生児肝炎に関わるからだの部位

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