じんじょうせいゆうぜい
尋常性疣贅(イボ)
いわゆる「イボ」のこと。皮膚のあらゆる部位にできる小さな増殖物
9人の医師がチェック 120回の改訂 最終更新: 2024.03.04

Beta 尋常性疣贅(イボ)についての医師コメント

 10歳ぐらいの小学生の女の子で両手に多数のいぼができていて、液体窒素で治療を開始しました。数が多いことから途中からヨクイニンエキスという漢方薬も内服していただき、治療をしていました。1,2週に1回と頻回に通院することが必要なのですが、液体窒素が冷たくて少し痛みを伴うことから病院に足が遠のいてしまい、不規則な通院となっていたこともあり、いぼはなかなかよくなりませんでした。
 しかしある時を境に患者さん本人が気合いを入れて治療に臨むようになり、定期的に通院し、漢方薬もしっかり内服するようになり、かなり時間はかかりましたが(おそらく1年半以上)最終的にはいぼはなくなりました。
 
 すぐによく効く治療がないというのが難しい病気ですが、根気強く治療するとこのように難治な方でも治ることがあります。


匿名協力医師
実際の治療例
2015.04.17

非常に頻度の高い病気です。よく「うちの子の足にうおのめができて・・・」と受診する患者さんがいますが、子供にうおのめができることはまずなく、そのほとんどはいぼです。外来で液体窒素の治療を1,2週に1回のペースで続けていきますが、中にはすぐに治る方もいますが、長期にかかる治療の難しい方もいます。
 放っておいても命に係わることはありませんが、増えてしまうと治療も大変になるため少ないうちから根気強く外来に通院することが必要です。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.04.17