しょくどうあからしあ

食道アカラシア

食道から胃の入り口にかけての筋肉が不適切に締まってしまうことにより、食物や唾液の渋滞が起きて狭い部位より口側の食道が拡がってしまう病気

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9人の医師がチェック 95回の改訂 最終更新: 2017.05.15

食道アカラシアの基礎知識

食道アカラシアについて

  • 食道から胃の入り口にかけての筋肉が不適切に締まってしまうことにより、食物や唾液の渋滞が起きて狭い部位より口側の食道が拡がってしまう病気
  • 日本人よりも欧米人に多い
    • 食習慣の違いが原因に関わっているのではないかと推測されている
  • 食道の拡張形状によって、紡錘型・フラスコ型・S字型に分けられる
  • 20代から60代に多く見られるが発症症状や病気が発生する、または発生し始めること年齢は幅広く、頻度は人口10万人に1人程度と比較的まれ
  • アカラシア患者の食道がんの発生率は高いと考えられている

食道アカラシアの症状

  • げっぷ
  • 胸焼け
  • 胸のつかえ
  • 吐き気:ただし食事をしていない時間帯には吐き気がない
  • 嘔吐:食べた後に食物がそのまま出てくる
  • 背中の痛み
  • 冷たい流動物やストレスで飲み込みの障害が増悪する

食道アカラシアの検査・診断

  • 上部消化管内視鏡検査口もしくは鼻から小さいカメラを胃まで進めて、胃の中の状態を見る検査。「上部消化管内視鏡検査」とも呼ばれる胃カメラ口もしくは鼻から小さいカメラを胃まで進めて、胃の中の状態を見る検査。「上部消化管内視鏡検査」とも呼ばれる):食道の状態を調べる
    • 食道の見た目がどうなっているのかを確認する
    • おかしな部位を見つければ、その部位の組織を採取して顕微鏡で調べる
  • 胸部レントゲン X線(放射線)によって撮影する画像検査の一種で、心臓や肺、骨などの状態を調べるために行われる検査:食道に液体が溜まっているかを調べる
  • 上部消化管造影検査造影剤を飲んだ上で、X線(レントゲン)で食道や胃、十二指腸の状態を調べる検査:食道の形や動きを詳しく調べる
    • 診断確定に役立つ
  • 胸部CT検査X線(放射線)を用いて胸の中の状態を調べる検査。肺や肋骨などの状態を確認するために行われることが多い:食道の状態を調べる
  • 食道内圧測定:食道の状態を調べる

食道アカラシアの治療法

  • 主な治療
    • バルーン拡張術
      上部消化管内視鏡口もしくは鼻から小さいカメラを胃まで進めて、胃の中の状態を見る検査。「上部消化管内視鏡検査」とも呼ばれる胃カメラ口もしくは鼻から小さいカメラを胃まで進めて、胃の中の状態を見る検査。「上部消化管内視鏡検査」とも呼ばれる)を口から入れて狭い部分の内側から風船を広げる方法
    • 薬物療法
      ・カルシウム拮抗薬
      ・血管拡張薬   など
    • 外科的療法(ヘラー・ドール術)
  • 予防、再発予防方法
    • 原因が不明なため、予防は難しいが、症状を悪化させないように予防することはできる
      ・基本は食道を圧迫しないこと
      ・食事は早食いを避けてゆっくり噛み砕いてから食べる
      ・食べてからすぐ寝ない
      ・極端に前かがみにならない

食道アカラシアのタグ

からだ食道

食道アカラシアに関わるからだの部位