原発性アルドステロン症の治療について
原発性アルドステロン症の治療には
1. 薬物療法
原発性アルドステロン症の原因には両側の副腎が大きくなる「両側副腎過形成」と片側の副腎に
アルドステロン拮抗薬
アルドステロン拮抗薬はアルドステロンの作用を抑える薬です。具体的にはスピロノラクトン(主な商品名:アルダクトン®A)やエプレレノン(商品名:セララ®)などの飲み薬があります。原発性アルドステロン症による血圧上昇や低カリウム血症を改善する効果があります。ただし、症状が改善しても、薬を中断すると高血圧や低カリウム血症を再発してしまうことが多いので、一生涯飲み続ける必要があります。
また、アルドステロン拮抗薬の副作用としては以下のものがあります。
なお、乳房の腫れは男性でも起こることがあり、女性化乳房と呼ばれます。エプレレノンはスピロノラクトンに比べると女性化乳房が少ないとされています。
もしアルドステロン拮抗薬を飲んでいて体調の変化を自覚した場合には担当のお医者さんに相談してください。
2. 手術
副腎は右と左に1つずつ、計2つあります。副腎は1つあれば生きるのに必要な

副腎腺腫の切除は
副腎腺腫の腹腔鏡手術にかかる時間は2-4時間程度で、入院期間は1週間前後になります。
ただし、手術の途中で腹腔鏡手術で治療が難しいと判断された場合には開腹手術に変更することがあります。
3. 薬物療法と手術とどちらが良いか?
副腎腺腫で薬物療法と手術どちらで治療をするかは、年齢、身体の状態、持病の有無と、患者さんの希望を参考に決めていきます。例えば、お年寄りの人は薬物療法が向いてますし、全身状態も良く、手術の希望があれば、手術を行います。薬物療法と手術療法にはそれぞれの以下のようなメリット・デメリットがあります。
| メリット | デメリット | |
| 薬物療法 | 手術による身体の負担がない 入院する必要がない |
薬を飲み続けなければいけない 効果が不十分のことがある |
| 手術 | 血圧の薬の減量が可能 薬をやめられる場合もある |
1週間程度の入院が必要 お腹に傷ができる |
上記のメリット・デメリットを参考にしながら、価値観や安全性などのバランスを考えて治療法を選ぶことが大事です。
4. ガイドラインはあるか?
近年、どこの病院でも一定水準以上の医療を受けられるようにするため、さまざまな病気に対して治療の指針が作成される時代となっています。この治療の指針を
(2020.4.20閲覧)