せいべつふごう(せいべついわ、せいどういつせいしょうがい)
性別不合(性別違和、性同一性障害)
生物学的な性別と心理的な性別が違うという長い間の確信があり、身体的および社会的に別の性別に適合させようとする状態
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最終更新: 2026.05.20
性別不合(性別違和、性同一性障害)の基礎知識
POINT 性別不合(性別違和、性同一性障害)とは
人は自分が男性か女性のいずれかに属するという自己認識を持っています。性別不合は自己認識と身体の性別が一致しないことを指します。性別不合の人は「自分の体の性別に対する違和感」と「反対の性別でありたいという願望」を持っています。性別不合が疑われた人には性染色体検査やホルモン検査、性器の診察などが行われ、生物学的性別とジェンダー・アイデンティティの不一致が確認されます。性別不合の人には精神的な苦痛を和らげる目的で、精神療法や内分泌療法(ホルモン療法)、性別適合手術などが行われます。性別不合が心配な人は小児科や精神科、心療内科、泌尿器科、産婦人科で相談してみてください。
性別不合(性別違和、性同一性障害)について
性別不合(性別違和、性同一性障害)の症状
- 主に以下の2つの症状が同時に示される
- 自分の体の性別に対する違和感
- 反対の性別でありたいという願望
- 典型的な症状例
- 体が女性で心理的に男性の場合
- スカートではなくズボンばかりはく
- 胸のふくらみを隠す
- 体が男性で心理的に女性の場合
- 男性器が付いていることに対する嫌悪感、違和感
- スーツやネクタイなど男性的な格好をすることを避ける
- 体が女性で心理的に男性の場合
性別不合(性別違和、性同一性障害)の検査・診断
- 診察の目的
- 生物学的性別と
ジェンダー・アイデンティティ の不一致の確認
- 生物学的性別と
- 生物学的な性別を判定する
性染色体 検査ホルモン 検査- 内・外性器の診察
- ジェンダー・アイデンティティを判定する
- 基本的には
問診 - 幼少時からの日常生活状況についての詳細な聞き取り
- 家族や親しい友人などからの聞き取り
- 基本的には
- 日本精神神経学会「性別不合に関する診断と治療の
ガイドライン 」では、診断は十分な経験と実績を持つ精神科医が行うことが望ましく、身体的治療の適応に関する意見書は精神科医2人もしくは精神科医1名と公認心理師か臨床心理士1人の計2人で作成することとされている - 以下の診断に該当しないことを確認する必要がある
染色体 の異常などによる性分化疾患(性分化異常症など)- 精神的障害
- 社会的理由による性別変更の希望
性別不合(性別違和、性同一性障害)の治療法
- 治療(医学的介入)を行うかどうかも含め、どのような対応を取るかについては個人の考えや、周囲の社会的環境も考慮に含めるべきである
- 対応の例
- 精神療法
- 内分泌療法(
ホルモン 療法) - 外科的治療:性別適合手術
- 外科手術に進んだ場合も精神療法や内分泌療法の継続が必要なことが多い
- 治療はあくまで苦痛を和らげることで自分らしく生きるための手助けである
性別不合(性別違和、性同一性障害)のタグ
性別不合(性別違和、性同一性障害)に関わるからだの部位