じんぱい(けいはいしょう、せきめんはい)
じん肺(珪肺症、石綿肺)
鉱山や建築物の壁などの粉じんを長期間吸い込み、肺の中に付着することで生じる病気
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最終更新: 2022.02.19
じん肺(珪肺症、石綿肺)の基礎知識
POINT じん肺(珪肺症、石綿肺)とは
じん肺は鉱山や建築物の壁などの粉じんを長期間吸い込むことによって、肺の中に付着することで生じる病気です。吸い込んだ粒子の毒性やアレルギーなどによって肺が損傷を受けてしまうことが原因です。初期には特に症状は出ないですが、病状が進行すると咳・痰・息切れといった症状が出現します。 生活背景(粉じんを吸い込んでいるかどうか)の確認や画像検査などで診断しますが、診断を確定させるために肺の一部を採取して顕微鏡で調べる検査を行うことがあります。根治できる治療はありませんが症状を和らげる治療(対症療法)を行います。じん肺が心配な人や治療したい人は、呼吸器内科を受診して下さい。
じん肺(珪肺症、石綿肺)について
じん肺(珪肺症、石綿肺)の症状
- 初期には自覚症状がないことが多い
- 次第に以下のような症状が出現して強くなる
- 咳
- 痰
- 息切れ