麦粒腫(ものもらい)の検査について
目の異常を感じて医療機関を受診した時には、原因をはっきりさせるために
1. 問診
問診は病気の経過や
症状についての問診
受診する理由となった症状について詳しく聞かれます。
- どのような症状があるのか
- いつから症状があるのか
- 今まで同様の症状があったか
症状についての問診では、どのような自覚症状がいつからあるのかについて聞かれます。今までも同じような症状を繰り返している人は、麦粒腫になりやすい状態になっている可能性がありますので、忘れずに伝えてください。
身体状況・生活状況についての問診
治療するにあたっては持病や生活状況についても考慮する必要があります。例えば、下記のような質問を受けます。
- 以前に治療した、もしくは現在治療中の病気、けが、持病はあるか
- 常用薬やサプリメントの服用はあるか
- 薬や食べ物などの
アレルギー はあるか - 妊娠や授乳をしているか
麦粒腫は糖尿病などの
2. 身体診察
麦粒腫の診断は主に身体診察で行われます。まずは視診で
続いて細隙灯顕微鏡検査(さいげきとうけんびきょうけんさ)が行われます。目に光を当てながら、顕微鏡でまぶたの縁やまぶたの裏を観察する検査です。麦粒腫ではまぶたの縁に膿が付着していたり、まぶたの裏に膿のたまりが見つかったりします。
膿の中にどのような細菌がいるのかを調べるために、必要に応じて膿を採取することもあります。