いんふるえんざ
インフルエンザ
インフルエンザウイルスに感染することで、高熱やのどの痛み、関節・筋肉の痛みなどが引き起こされる感染症。毎年冬場に流行する
39人の医師がチェック 294回の改訂 最終更新: 2018.02.13

Beta インフルエンザについての医師コメント

6歳男児、数日前にインフルエンザと診断、心肺停止で救急要請。蘇生に反応せず死亡。死後画像でインフルエンザ脳症と診断。
45歳女性、数日前にインフルエンザと診断、呼吸苦で救急要請。インフルエンザ心筋症のため補助人工心臓装着、心臓移植待ち。
このような非常に重篤な合併症をたまに経験します。


匿名協力医師
実際の治療例
2015.04.08

最近はインフルエンザワクチンの接種率が下がっています。頻度の少ない副作用を恐れている方が多いように思います。ですがインフルエンザはただの風邪ではなく、肺炎や稀には脳症や心筋症など致死的な合併症もおきうるものです。予防接種をお勧めします。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.04.08

強い咽頭痛には頸部を直接アイシングすることで、鎮痛薬よりも効果的であることがあります。


匿名協力医師
実際の治療例
2015.03.21

通常、発熱期間は4-5日です。6日以降は中耳炎や副鼻腔炎、肺炎などを合併している可能性がある他、お子様であれば川崎病などの別の疾患である可能性もありますので、医療機関を受診することをお奨めします。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.03.21

インフルエンザは検査で診断をすることができます。しかし検査を行うまでもなくインフルエンザだと診断できる場合には、あえて検査を行わないことも多いです。検査の正確性があまり高くない(10回に1回程度が誤った結果になると言われています)というのが、その理由です。
「検査を行うまでもなく明らかにインフルエンザらしい人」が検査を受けて、「インフルエンザではない」という結果になってしまうと、インフルエンザの薬が処方できなくなってしまうことになります。例え検査の間違いであったとしても、「インフルエンザではない」という結果になった以上は薬が出せない場面があります。
インフルエンザの検査では、インフルエンザが治ったことは証明できません。従って、インフルエンザが治ったかどうかの診断書を病院やクリニックで発行するということは、医学的には正しいことではありません(治ったかどうかを診察や検査で調べることはできないため)。
発熱が48時間以上治まった場合には「インフルエンザが治った」という扱いになることが多いですが、どうしても診断書が必要な場合には、受診する前に電話で相談した方が良い場面が多いです。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.03.16

日本では毎年12月から3月にかけて季節性インフルエンザの流行が訪れます。インフルエンザって鳥インフルエンザや豚インフルエンザ、新型インフルエンザとかいっぱいあるよねと思われる方もいるかと思いますが、ここでは一般的な季節性インフルエンザの話をしています。
今年は特に流行っているんだよねとニュースを耳にされた方もいるかと思いますが、インフルエンザは非常に感染力が強く、せきから出た飛沫を通じてひとからひとへ空気感染していきます。感染してから平均して2日して発症すると言われ、多くの場合、急な高熱や頭痛、ふしぶしの痛みやだるさなどの症状が現れ、だいたい2日から5日かけて徐々に回復していきます。
発症してから約5日間は鼻水などからインフルエンザウィルスが出て来ると言われていますので、インフルエンザに罹られた方は可能であれば安静に過ごすことをお勧めします。気を付けることはできても発症を完全に予防することは無理ですし、周囲の方々に移しては申し訳ないですからね!
順調に回復されれば問題ないのですが、インフルエンザに感染した後に合併症で細菌による肺炎が起こることが知られています。典型的には高齢者の方がインフルエンザから来る高熱が「治まった」後に一日くらい発熱せずに調子が良くなってきたかなと思った後に再度発熱して具合が悪いという場合には注意が必要です。病院に初めに行った際にもらったインフルエンザのお薬を飲み続けて、解熱薬を飲んでいても明らかに体調が良くない場合はぜひ病院を早めに受診して下さい。
例えば介護が必要な高齢者の方には自分でなかなか症状を説明できない場合もありますし、病院でちょっと前にインフルエンザと言われてよくなって来たと思ったらまた39度の熱が出てちょっと調子が良くなさそうと感じられたら、救急車を呼ばれてもいいかもしれません。日中は起きていて大丈夫かなと目を光らせておけますけれど、辛そうにされていたら眠る時に心配ですものね。
インフルエンザにはいろいろが稀な合併症が知られていますが、特にインフルエンザに関連した肺炎の場合は重症化しやすく、流行の程度にもよりますが2014年度は約一万人の方がインフルエンザが原因で入院され、300人の方が入院時に集中治療室に入院されています。その他にも心臓や脳、筋肉が影響を受ける重篤な合併症が知られています。
そんなに危険なものなら何とかならないのと思われるかもしれません。感染予防の一番の基本は手洗いとうがいです。空気感染と言われているので、それで全てが防げる訳ではないですが、一つの感染ルートを遮断できます。
日本で議論があることは承知していますが、高齢者はもちろんですが、子供や親の介護をされている方を含めてインフルエンザの予防接種をお勧めします。アメリカでは6カ月以上の子供を含めてほぼ全年齢にインフルエンザの予防接種を勧めています。一般的に予防接種の有効性は接種後2週間程度しますと抗体と呼ばれる免疫のたんぱく質が体の中で作られ始め、50-80%の確率で感染を防いでくれます。
仮にインフルエンザに罹ったとしてもすでに免疫が多少なりとも認識していますので重症化を予防することができ、さらにはインフルエンザに関連した死亡も減少させると言われています。どの程度死亡を防いでくれるかには報告によって幅がありますが、厚生労働省のインフルエンザガイドが採用した報告には80%の死亡を減少させたと記載されています。
ただ予防接種をしたのにインフルエンザに罹られる方がいらっしゃる現状と大元となった研究の研究方法からインフルエンザの予防接種が80%までの死亡を予防するという劇的な改善が本当にあるかどうかは個人的には疑問を感じています。ですが、多数の研究が引き続き報告される中で死亡率の減少の有効性は少なくとも再現性を持って報告されており、数割以上の減少は少なくとも認められるのではないかと個人的に感じています。
医者の中で最も有名なNew England Journal of Medicineという雑誌があるのですが、2007年に27%のインフルエンザに関連した入院の減少と48%の死亡率の低下を報告しています。(N Engl J Med. 2007;357(14):1373.)
この累計70万人を対象にした研究によると、65歳以上の高齢者の方が予防接種を受けない方がインフルエンザ以外の他の理由も含めて何からの理由で亡くなる確率は1.6%だけれど、予防接種を受けた方は1.0%だったというものです。たった0.6%しか違わないことを勧めているのかと言われればその通りです。また1%はやはり予防接種を受けても何らかの理由で亡くなると言えばその通りです。インフルエンザとは関係なく、がんや心筋梗塞、、、ひとはいろいろな理由で亡くなり得ます。
それだけリスクが低いなら副作用や費用も気になるし、予防接種はいらないという方もいるかと思いますが、自分は構わないけれど自分の子供や両親といった身内に移してしまう可能性も考えておいてください。誰も自分が持ち込んだかもしれないインフルエンザで家族が重症になることは望んでいないと思いますので、ぜひ御一考ください。
インフルエンザになったら薬をもらえばいいんだよねと考える方もいるかと思いますが、インフルエンザを発症した後のインフルエンザ薬は症状を約1日短くしてくれることは知られていますが、重症化を予防してくれるかどうかは現時点でわかっていません。ですので、そもそも罹らないことが大切になりますので、手洗いと予防、そして予防接種をぜひご検討ください。KS


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.02.26

インフルエンザ脳症はインフルエンザ感染により二次的に脳がダメージを受けてしまう病気。
症状はけいれん、意識障害が最初は目立ちます。
1−3歳に多いが中学生でも発症する事があります。
頭部のMRI検査、脳波検査、髄液検査で診断する。治療は低体温療法、抗けいれん薬、ステロイドパルス療法(大量ステロイド療法)。
脳症にもいくつか種類があり、完全に回復するタイプの物や、後遺症を残すもの、高率で死に至るものがあります。
残念ながら現時点でも予防方法が確立しておらず、治療も不十分な効果しかありません。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.02.23

80歳女性。施設入所の方で、昨日まで元気に過ごしていたが、朝熱を測ると37度8分、夜中にかけて39度8分まで上がってきた。訪問診療でかけつけると、呼吸状態が悪く、また意識状態も少し悪かった。迅速検査ではインフルエンザA型が陽性でしたが、肺炎と脳炎を合併している可能性があったため、救急車を至急要請。ウイルスの増殖を抑えるインフルエンザの点滴で治療しました。この方はインフルエンザワクチンは1回打っていましたが、施設内で流行してしまい、感染が拡大しました。この方には、糖尿病の持病があったため、細菌やウイルスに弱く、重症化しました。


匿名協力医師
実際の治療例
2015.02.18

インフルエンザワクチンはその年に流行する可能性の高いものをカバーしています。2014年度シーズンはA型とB型です。ワクチンを必ず打つべき人たちは以下の通りです。

重症化しやすい方:高齢者、乳幼児、免疫力の弱い方
罹患すると問題がある方:医療従事者
その他個別の必要性がある方:受験生など

万全を期すならば2回打ちましょう。それでもインフルエンザにかかる人はいますが、症状はかなり軽減されるはずです。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.02.18

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