加齢黄斑変性の検査について:眼底検査、光干渉断層計検査、蛍光眼底造影検査など
加齢黄斑変性の検査には、
1. 問診
問診とはお医者さんからの質問に答える形で身体の状態や生活背景を伝えることをいいます。
加齢黄斑変性の人は以下のようなポイントを聞かれます。
- どのような症状があるか
- 症状はいつからあるか
- どれくらいのスピードで悪くなっているか
- 症状は両眼か片眼か
- 飲んでいる薬は何かあるか
- 持病はあるか
- たばこは吸っているか、もしくは過去吸っていたか
アレルギー があるか
これらは原因の推測や治療法を決定するのに役立てられます。わかる範囲で構いませんので、診察時に説明するようにしてください。
2. 視力検査
視力検査は学校や職場の健康診断で受けるものと同じです。さまざまな向きと大きさの「C」や「E」の形などを見て、切れ目の入っている方向を答えます。視力は片目ずつ測定されます。
3. 眼底検査
目の奥にある部分(眼球内部の後面)のことを眼底と言います。眼底検査はレンズを通して眼底を観察する検査で、

眼底検査では散瞳薬といって瞳の部分を広げる目薬を使って検査します。眼底を調べる時に光を当てますが、この時に瞳が閉じて眼底を観察できなくなってしまうことを防ぐためです。薬が効くのに30-40分かかるので、散瞳薬の目薬をさして少し待った後に、
眼底検査を受ける際の注意点
散瞳薬で瞳を広げると眼にたくさんの光が入るため、まぶしく感じます。そのため、検査後は車やバイク、自転車などの運転はできません。散瞳薬の効果は6時間ほど続くので、検査当日はご自身の運転での来院は控え、公共交通機関を使うか、他の人に送り迎えをしてもらうようにしてください。
4. 光干渉断層計(OCT)検査
眼底検査では眼底の表面しか見ることができません(写真左)。これに対し、光干渉断層計検査では特殊な光(近赤外光)を用いて眼底の断面を調べることができます(写真右)。

●写真左:眼底検査でみた眼底の表面。赤く見えるのは
●写真右:OCT検査でみた眼底の断面図。凹んでいる部分が黄斑
これにより黄斑の奥に異常物がないかなどを見ることができます。光干渉断層計検査には痛みはなく、5分から10分と短時間でできる検査で、身体への負担はほとんどありません。
5. 蛍光眼底造影検査
蛍光眼底造影検査も眼底の様子を調べる検査です。蛍光造影剤を注射した後に、蛍光造影剤を検出できるカメラで眼底を撮影します。注射した蛍光造影剤は血管を介して全身を巡ります。眼底の血管にも行き届くので、 蛍光眼底造影検査により眼底の血管の状態をみることができます。新血管型(滲出型)の加齢黄斑変性で見られる眼底の異常な血管新生を見つけることができます。