2016.02.15 | ニュース

早漏に薬以外の治療法は効くのか?

文献の調査から
from Sexual medicine
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早漏の治療には局所麻酔薬などの薬を使う方法があります。ほかに行動療法も研究されています。これまでの研究論文の調査により、行動療法の効果がまとめられました。

◆10件の研究データから調査

医学で言う早漏症とは、性行為中において男性が挿入後に、射精までに要する時間が2分以内であり、それが精神的苦痛を引き起こしている状態を指します。

研究班は、過去の研究論文のうちで、早漏に対する行動療法の効果を調べたものを集めました。見つかった10件の研究と、合計521人の患者についてのデータを吟味して、効果があるという証拠になる結果をまとめました。

 

◆行動療法だけでも、薬と併用でも効果あり

次の結果が得られました。

4件の試験が行動療法を待機リスト対照群と比較し、そのうち2件(スクイーズ法、ストップ・スタート法、感覚集中法を扱ったもの)は膣内射精待機時間の7分から9分の差を報告していたが、2件(ウェブに基づいた感覚集中法、刺激装置)は治療後の射精待機時間に差がないとしていた。

3件の試験が薬物治療と行動療法の併用を薬物治療単独よりも有益とし、膣内射精待機時間のわずかだが有意な差(0.5分から1分)と、ほかの帰結(性的満足、射精コントロール、不安)について有意に改善した結果があった。

行動療法のうちスクイーズ法、ストップ・スタート法、感覚集中法で、射精までの時間が7分から9分長くなったという結果が見つかりました。また、行動療法を薬の治療と併用したとき、薬だけを使うよりも射精までの時間が0.5分から1分長くなるという結果もありました。

 

ここに挙がったさまざまな治療方法のどれかが、早漏に悩む男性とそのパートナーに朗報をもたらすかもしれません。

執筆者

大脇 幸志郎

参考文献

Behavioral Therapies for Management of Premature Ejaculation: A Systematic Review.

Sex Med. 2015 Sep.

[PMID: 26468381]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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