2016.01.21 | ニュース

タバコの増税は0歳児の死亡率をさげる?

アメリカ合衆国の死亡率11年分のデータを分析
from Pediatrics
タバコの増税は0歳児の死亡率をさげる?の写真
(C) Rafael Ben-Ari - Fotolia.com

乳児がいる家庭での喫煙は乳児の突然死を起こす乳幼児突然死症候群などのリスクを上げると言われております。タバコの増税と値段の引き上げが喫煙を防止して0歳児の死亡率を下げる可能性はあるのでしょうか?

◆ タバコの税、値段は関係あるのか?

この研究では0歳児の死亡率とタバコ税、値段の関連性を調べるために1999年から2010年までのアメリカ合衆国での州ごとの乳児死亡率とタバコ税、値段のデータが分析されました。

 

◆ タバコの増税で死亡率は減る

次の結果が得られました

多変量回帰モデルによるとタバコ1パックにつき1ドル増税と関連して、乳児死亡率が1000人の生産ごとに-0.19減った(95% 信頼区間 -0.33 から -0.08)[...]。タバコの値段のモデルでも同じような結果が出た。

データから、タバコの増税がなされたときに0歳児の死亡率が下がるという関係が見られました。さらに、タバコの値段が高くなるにつれて同じように死亡率が下がっていることが分かりました。

 

ほかの原因が関係している可能性もあるため、タバコの増税や値段の引き上げが直接的に喫煙による0歳児死亡を防ぐとは言い切れませんが、予防策の一つとしてタバコの増税、また、値段を上げることは考える余地があるかもしれません。

執筆者

宮本 望都喜

参考文献

Cigarette Tax Increase and Infant Mortality.

Pediatrics. 2016 Jan.

[PMID: 26628730]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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