2016.01.01 | ニュース

PM2.5が及ぼす影響に男女差はあるのか

1260万人を分析

from Epidemiology (Cambridge, Mass.)

PM2.5が及ぼす影響に男女差はあるのか の写真

PM2.5による大気汚染は、呼吸器疾患や心臓の病気などを引き起こす可能性があります。今回の研究では、PM2.5の影響として入院する危険性に男女差があるのか検証しました。

◆PM2.5の入院率に男女差はあるのか?

PM2.5は、直径が2.5μm以下の非常に小さい粒子です。粒子が小さいため、肺の奥深くまで入り込んでしまうという問題があります。

今回の研究では、アメリカの1260万人のデータをもとにPM2.5と入院率の関連性を検証し、男女差があるか分析しました。

 

◆女性の方が影響を受けやすい

以下の結果が得られました。

PM2.5が同一日に10μm/m3増えると、女性では心律動の障害により入院するリスクは1.13%(95%後方区間0.63-1.63%)、男性では0.03%増えた(95%後方区間-0.48から0.55%)。

PM2.5による心臓の障害で入院する危険性は、女性の方が高いという結果でした。

 

大気汚染による体への影響は社会問題としてもよく話題になります。最近では、ニュースなどでもその日のPM2.5の値などを発表している場合があります。特に女性の方は、男性よりも対策が大事になるかもしれません。

執筆者

Shuhei Fujimoto

参考文献

Ambient PM2.5 and Risk of Hospital Admissions: Do Risks Differ for Men and Women?

Epidemiology. 2015 Jul

[PMID: 25906368]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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