2015.11.17 | ニュース

睡眠時間が若いころより2時間以上伸びると糖尿病のリスクが変わるかもしれない

アメリカ6万人の解析から
from Diabetologia
睡眠時間が若いころより2時間以上伸びると糖尿病のリスクが変わるかもしれないの写真
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2型糖尿病は食事や運動などの生活習慣と強く関係します。また、睡眠時間によっても影響があるとされています。睡眠時間が長年のうちに変化することで、糖尿病の頻度に違いがあるか、長期追跡調査のデータをもとに解析が行われました。

◆アメリカ6万人の女性の追跡データを解析

この研究は、アメリカで行われた長期間の追跡調査のデータを使って、参加者である59,031人の女性について、1986年から2000年の間での睡眠時間の変化と、糖尿病発症を調べました。

 

◆2時間増加で糖尿病増加

次の結果が得られました。

睡眠時間が1日あたり2時間以上増加することは、BMIを含む共変量の変化で調整したあとも、糖尿病との有害な関連を示し続けた(ハザード比1.15、95%信頼区間1.01-1.30)。

調査期間に睡眠時間が2時間以上長くなった人で、糖尿病の発症が多くなっていました。

 

睡眠時間が大きく変わることはほかの生活習慣の変化もともなっていると思われます。睡眠時間そのものが糖尿病が増える原因に関わっているのか、ほかの生活習慣などが主な原因だったのかは、この研究の方法では厳密には区別できません。

しかし、どの要素が重要かはわからないまでも、睡眠時間が大幅に長くなるような生活の変化は、糖尿病については良いとは言えないのかもしれません。

執筆者

大脇 幸志郎

参考文献

Long-term changes in sleep duration, energy balance and risk of type 2 diabetes.

Diabetologia. 2015 Nov 2 [Epub ahead of print]

 

[PMID: 26522276]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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