2015.10.10 | ニュース

子どものインフルエンザの予防接種は2回受けると良い

アメリカの研究チームが幼児5,193人を分析
from The Journal of pediatrics
子どものインフルエンザの予防接種は2回受けると良い の写真
(C) Dmitry Naumov - Fotolia.com

インフルエンザの予防接種は注射が2回あるということを耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。今回は、インフルエンザワクチンを1回または2回受けた幼児の感染率を検証しました。

◆インフルエンザワクチンの接種回数と感染率の関係を検証

今回の研究は、6ヶ月から21ヶ月までの幼児5,193人を対象に行われました。

2003年から2004年にインフルエンザ様の症状があり、肺炎またはインフルエンザの診断を受けた幼児が、受診からさかのぼって14日より前に予防接種を何回(0回、1回、2回)受けたか調査しました。

 

◆ワクチンを2回接種すると予防効果が大きいかもしれない

以下の結果が得られました。

UVに対するFVのハザード比は、ILIで0.31(95%信頼区間0.3-0.4)、肺炎/インフルエンザで0.13(95%信頼区間0.1-0.2)であり、ワクチン全体の効果(1-ハザード比×100)はILIで69%、肺炎/インフルエンザで87%であった。

UVに対するPVの包括的なハザード比は1.0(95%信頼区間0.9-1.2)と1.1(95%信頼区間0.8-1.5)であった。

ワクチンを打たない幼児に対して、ワクチンを2回打った幼児は、インフルエンザ様症状の予防効果が69%、肺炎/インフルエンザ予防効果が87%でした。

 

ワクチンの接種が1回では、その効果は見られないという結果でした。 インフルエンザワクチンの予防接種では、幼児を対象にした場合、1回では効果がなく2回打つと効果があるという結果でした。成人では1回打つ場合が多いですが、子どもには、ここでも示されているような根拠から、2回接種が勧められています。

執筆者

Shuhei Fujimoto

参考文献

Influenza vaccine effectiveness in healthy 6- to 21-month-old children during the 2003-2004 season.

J Pediatr. 2006 Dec

[PMID: 17137887]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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