ぎっくり腰の痛みにキネシオテーピングが有効?

腰に急激な痛みを伴うぎっくり腰。画期的な治療法は確立されておらず、安静が唯一の治療法とされています。研究グループは、急性に起こった腰痛に対するキネシオテーピングの効果を検証するための研究を行いました。
◆キネシオテーピングの腰痛に対する効果を検証
急性に起こった腰痛により来院した患者109人を対象とし、キネシオテーピングが腰痛の軽減に寄与するかについて研究を行いました。
キネシオテーピングは、固定するテーピングとは異なり、その伸縮性を用いて筋肉や皮膚の伸縮、患部の治癒を補助する役割を持つテーピング手法です。
研究グループは、対象者をキネシオテーピング群54人と対照群55人に分け、腰痛への効果を比較検討しました。キネシオテーピングは、痛みの最も強い部分に12日間貼付しました。
◆ぎっくり腰にキネシオテーピングが有効
研究により、以下の結果が示されました。
キネシオテーピングを行ったグループは、より早く疼痛コントロールに到達し(6日対12日)、パラセタモールの消費が少なかった.4週目において、キネシオテーピング群で疼痛強度に有意な減少がみられたが(p=0.015)、障害に関する相違はみられなかった。
この結果は、キネシオテーピングを行った群は、行わなかった群に比べて早く痛みが軽減し、治療開始後4週の時点で痛みがより少なかったことを示しています。
生活上多くの制限を伴う腰の痛みに対するキネシオテーピングの効果が示唆されました。今回の研究のみで結論づけることは出来ませんが、今後キネシオテーピングが活用されるときが来るかもしれません。
執筆者
The effect of Kinesio taping application for acute non-specific low back pain: A randomized controlled clinical trial.
Clin Rehabil. 2015 Aug 27.
[PMID: 26316553]※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。