2015.10.03 | ニュース

脳卒中患者はリズムに合わせて歩く練習をすると有効?

ランダム化比較試験により検証
from NeuroRehabilitation
脳卒中患者はリズムに合わせて歩く練習をすると有効? の写真
(C) Monet - Fotolia.com

脳卒中を発症すると、バランス機能や歩く能力が低下し、日常生活を円滑に送れない場合があります。今回の研究では、慢性脳卒中患者にリズムに合わせて歩く練習を行うと、バランス能力や歩く速さの改善に有効であることを報告しました。

◆リズム音に合わせて歩く練習を行う群と対照群にランダムに振り分け

慢性脳卒中患者20人を、リズム音に合わせて歩く練習を実施する群と、リズム音はなしで歩く練習を実施する群にランダムに分けました。

練習は、1日30分、週5日、6週間行い、バランス能力や歩行能力が改善するか検証しました。

 

◆リズム音に合わせて歩く練習を行った方がバランス能力や歩行能力が改善

以下の結果が得られました。

リズム音刺激に合わせて強化歩行練習を行うと、練習後、対照群と比べて、Bergバランススケール、歩行速度、ケイデンス、ストライド長、麻痺側の二重支持期の長さ、脳卒中特異的QOLスケールが有意に改善した。

リズム音に合わせて歩く練習をすると、バランス能力や歩行能力がより改善しました。また、生活の質(QOL)も向上しました。

 

脳卒中発症後、慢性期でもバランス能力や歩行能力は改善するという報告が多くあります。その方法は様々ですが、さらに検証が重ねられれば、リズム音を使うこともその選択肢のひとつになるかもしれません。

執筆者

Shuhei Fujimoto

参考文献

Intensive gait training with rhythmic auditory stimulation in individuals with chronic hemiparetic stroke: a pilot randomized controlled study.

NeuroRehabilitation. 2014

[PMID: 25318784]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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