致死性の感染症、原発性アメーバ性髄膜脳炎とは?コスタリカ旅行後の11歳の少年が死亡

アメリカ大陸に生息するネグレリア・フォーレリというアメーバは、人間の脳に感染して致命的な「原発性アメーバ性髄膜脳炎」を起こします。フロリダ州在住の男の子が中米のコスタリカに旅行したあと死亡した症例が報告されました。
◆原発性アメーバ性髄膜脳炎とは
ネグレリア・フォーレリは、南北アメリカ大陸の熱帯から温帯の地域で、温泉など温かい水から感染することが多いと考えられています。子どもにも成人にも、
感染後5日から7日で頭痛、発熱、嘔吐などの
◆新たに報告された症例
2014年7月29日に、フロリダ州在住の11歳の男の子が
原発性アメーバ性髄膜脳炎は日本で
執筆者
Fatal meningoencephalitis in child and isolation of Naegleria fowleri from hot springs in Costa Rica.
Emerg Infect Dis. 2015 Feb
[PMID: 25625800] http://wwwnc.cdc.gov/eid/article/21/2/14-1576_article
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