ビタミンCを多く摂る人には頭頸部癌が少なかった
口腔がんや中咽頭がんなどの頭頚部がんは、飲酒や喫煙によって起こりやすくなると考えられています。オランダの大規模研究で、ビタミンCの摂取量が多かった人は、その後の頭頚部がんの発症率が低くなっていました。
◆オランダ4千人の20年以上のデータから
研究班は、オランダで約12万人を20年以上追跡した大規模研究のデータから、頭頚部
◆ビタミンCに関連あり
解析から次の結果が得られました。
ビタミンCと強い負の関連が、頭頚部がん全体(第4四分位群と第1四分位群で多変量調整率比0.39、95%信頼区間0.23-0.66、P-trend<0.001)、口腔がん(第4四分位群と第1四分位群で多変量調整率比0.35、95%信頼区間0.16-0.77、P-trend<0.05)、中咽頭がん・下咽頭がん(第4四分位群と第1四分位群で多変量調整率比0.29、95%信頼区間0.12-0.67、P-trend<0.01)に見られた。
ビタミンCの摂取量が多い人ほど、頭頚部がん全体、口腔がん、中咽頭がんおよび下咽頭がんが少なくなっていました。
この研究の方法では、必ずしもビタミンCががんを予防したとは断言できません。ビタミンCを多く摂る人は全体として健康的な生活習慣を持っていることが多かったなど、ほかの原因も考えられます。ただビタミンCは極端に不足すると壊血病が起こるなど、人体にとって必要な物質ですので、適量を意識して摂ることが健康的なのは確かです。
頭頚部がんのリスクについてはほかの研究も紹介しています。関心のある方はあわせてご覧ください。
「玉ねぎとにんにくを食べる人で少ない、喉頭がんと頭頸部のがん」
http://medley.life/news/item/5590169870bc217801e77f03
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http://medley.life/news/item/5591450970bc218e01e77f18
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執筆者
Vitamin and carotenoid intake and risk of head-neck cancer subtypes in the Netherlands Cohort Study.
Am J Clin Nutr. 2015 Jul 8 [Epub ahead of print]
[PMID: 26156734]
※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。