飛蚊症をきっかけに、直腸がんの眼への転移がみつかった

明るい場所を見たときなど、視野にごみのようなものが浮かんで見えるのが「飛蚊症」という症状です。健康な人でも生まれつき持っている場合も多いですが、網膜剥離などの病気が原因で起こることもあります。今回大阪府の研究班から、まれな例として「眼に転移したがん」が原因で飛蚊症が起こった症例の報告がありました。
◆直腸がんの手術から2年6か月後
この男性は、左眼の
◆脈絡膜に転移
肺切除の6か月後に飛蚊症の
研究班は「結腸直腸がんの脈絡膜転移に対しては
がんの脈絡膜転移はまれで、またこの人は早期がんと診断されたあとで転移が見つかった、特に珍しい例ですが、いくつかの場所から脈絡膜転移が起こりうるとされています。飛蚊症から連想するべき候補としてはかなり順位が低いものとはいえ、まれにはこうしたこともあるようです。
執筆者
Choroidal metastasis from early rectal cancer: Case report and literature review.
Int J Surg Case Rep. 2014
[PMID: 25460493]
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