2015.04.28 | ニュース
腰痛患者に対する、手術とリハビリには効果の差はなし?
腰部脊柱管狭窄症患者169人を2年間追跡調査
from Annals of internal medicine
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腰部脊柱管狭窄症とは脊柱管の一部が狭くなってしまい、神経が圧迫されることで腰や脚の痛みが出る病気です。 代表的な治療方法がなく、ましてや手術以外の治療法はエビデンスが不十分な状態でした。 今回、アメリカの研究チームが手術とリハビリテーションの治療後のQOL効果に効果の差がなかったと報告しました。
◆腰部脊柱管狭窄症患者169人を2年間追跡調査を行う
2000年から2007年にかけて
◆治療効果に差はなし
治療を行い、2年経過した後の健康機能の平均点は、手術群で22.4、理学療法を行った群で19.2であり、両群に差は見られませんでした。
研究チームは「今回の研究では脊柱管狭窄症患者に対する除圧術とリハビリテーションに
今回の研究結果は脊柱管狭窄症の治療を選択する上で重要な指針となるかもしれません。
現場の医師や理学療法士の方はどのような印象をお持ちでしょうか。
執筆者
参考文献
Surgery versus nonsurgical treatment of lumbar spinal stenosis: a randomized trial.
Ann Intern Med. 2015 Apr 7
[PMID: 25844995]※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。