処方薬
アブラキサン点滴静注用100mg
先発

アブラキサン点滴静注用100mgの基本情報

アブラキサン点滴静注用100mgの概要

商品名 アブラキサン点滴静注用100mg
一般名 パクリタキセル(アルブミン懸濁型)注射用
薬価・規格 30878.0円 (100mg1瓶)
薬の形状
注射薬 > 散剤 > 注射用
注射薬 > 散剤 > 注射用のアイコン
製造会社 大鵬薬品
YJコード 4240409D1023
レセプト電算コード 621970101
添付文書PDFファイル

アブラキサン点滴静注用100mgの主な効果と作用

  • 腫瘍を治療するお薬です。
  • 腫瘍細胞の細胞分裂を停止させ、増殖をおさえる働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。

アブラキサン点滴静注用100mgの用途

アブラキサン点滴静注用100mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

発熱、浮腫、下痢、食欲不振、悪心、嘔吐、便秘、脱毛、脱毛症、発疹、皮膚そう痒症

起こる可能性のある重大な副作用

白血球減少、骨髄抑制、好中球減少、リンパ球減少、貧血、ヘモグロビン減少、血小板減少、末梢神経障害、しびれ、ヘマトクリット値減少、赤血球減少、汎血球減少、発熱性好中球減少症、感染症、敗血症、アナフィラキシー、間質性肺疾患、咳嗽、胸部X線検査異常、心筋梗塞、うっ血性心不全、肺塞栓、肺水腫、血栓性静脈炎、耳鳴、消化管出血、消化管潰瘍、重篤な腸炎、出血性大腸炎、偽膜性大腸炎、虚血性大腸炎、激しい腹痛、激しい下痢、腸管閉塞、肝機能障害、黄疸、急性腎障害、BUN値異常、血清クレアチニン値異常、クレアチニン・クリアランス値異常、麻痺、片麻痺、不全麻痺、ショック、呼吸困難、胸痛、低血圧、頻脈、徐脈、潮紅、血管浮腫、発汗、消化管壊死、消化管穿孔、腹痛、腸管麻痺、著しい便秘、腹部膨満、腹部弛緩、腸内容物うっ滞、麻痺性イレウス、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、播種性血管内凝固症候群、DIC、血小板数異常、血清FDP値異常、血漿フィブリノゲン濃度異常、血液検査異常、脳神経麻痺、顔面神経麻痺、声帯麻痺、急性呼吸窮迫症候群、急速に進行する呼吸困難、低酸素症、両側性びまん性肺浸潤影、胸部X線異常、心伝導障害、脳卒中、難聴、膵炎、血清アミラーゼ値異常

上記以外の副作用

爪異常、味覚異常、倦怠感、無力症、口内炎、関節痛、筋肉痛、ALT上昇、AST上昇、鼻出血、顔面腫脹、蕁麻疹、手足症候群、皮膚乾燥、皮膚色素沈着、光線過敏症、嗜眠、めまい、頭痛、運動失調、振戦、反射減弱、注意力障害、疼痛、注射部位反応、悪寒、消化不良、腹部膨満感、口内乾燥、嚥下障害、口唇炎、舌痛、四肢痛、骨痛、背部痛、胸壁痛、筋力低下、筋痙縮、脱水、脱水症、γ-GTP上昇、Al-P上昇、クレアチニン上昇、カリウム上昇、カリウム低下、ビリルビン上昇、アルブミン減少、カルシウム低下、ナトリウム低下、好酸球数増多、総蛋白減少、血糖値上昇、尿糖陽性、尿蛋白陽性、体重減少、咽喉頭痛、胸水、鼻炎、喀血、発声障害、しゃっくり、視力異常、眼痛、眼乾燥、角膜炎、結膜炎、流涙、黄斑浮腫、不眠症、不安、うつ病、高血圧、尿失禁、不整脈、耳痛、乳房痛、皮膚強皮症様変化

アブラキサン点滴静注用100mgの用法・用量

  • 乳癌にはA法又はE法を、胃癌にはA法又はD法を、非小細胞肺癌にはB法を、治癒切除不能な膵癌にはC法を使用する
  • A法:通常、成人にはパクリタキセルとして、1日1回260mg/㎡(体表面積)を30分かけて点滴静注し、少なくとも20日間休薬する
  • これを1コースとして、投与を繰り返す
    • なお、患者の状態により適宜減量する
  • B法:通常、成人にはパクリタキセルとして、1日1回100mg/㎡(体表面積)を30分かけて点滴静注し、少なくとも6日間休薬する
  • 週1回投与を3週間連続し、これを1コースとして、投与を繰り返す
    • なお、患者の状態により適宜減量する
  • C法:ゲムシタビンとの併用において、通常、成人にはパクリタキセルとして、1日1回125mg/㎡(体表面積)を30分かけて点滴静注し、少なくとも6日間休薬する
  • 週1回投与を3週間連続し、4週目は休薬する
  • これを1コースとして、投与を繰り返す
    • なお、患者の状態により適宜減量する
  • D法:通常、成人にはパクリタキセルとして、1日1回100mg/㎡(体表面積)を30分かけて点滴静注し、少なくとも6日間休薬する
  • 週1回投与を3週間連続し、4週目は休薬する
  • これを1コースとして、投与を繰り返す
    • なお、患者の状態により適宜減量する
  • E法:他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはパクリタキセルとして、1日1回100mg/㎡(体表面積)を30分かけて点滴静注し、少なくとも6日間休薬する
  • 週1回投与を3週間連続し、4週目は休薬する
  • これを1コースとして、投与を繰り返す
    • なお、患者の状態により適宜減量する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈効能共通〉本剤の投与にあたっては次記に留意し、必要に応じ休薬、減量を実施すること
  • ・ A法、B法又はE法:好中球数及び血小板数の変動に十分留意し、次コース投与前の臨床検査で好中球数が1500/mm3未満又は次コース投与前の臨床検査で血小板数が100000/mm3未満であれば、骨髄機能が回復するまで投与を延期すること
    • また、B法又はE法の同一コース内の投与にあたっては、同一コース内の投与前の臨床検査で好中球数が500/mm3未満又は同一コース内の投与前の臨床検査で血小板数が50000/mm3未満であれば、骨髄機能が回復するまで投与を延期すること
  • A法、B法又はE法の投与後、好中球数が7日間以上にわたって500/mm3未満となった場合、血小板数が50000/mm3未満となった場合、又は発熱性好中球減少症が発現した場合は次コースの投与量を減量し、更にB法又はE法では次コース投与開始が7日間以上延期となる好中球減少が発現した場合も次コースの投与量を減量すること
    • また、A法、B法又はE法において、高度<Grade3>末梢神経障害が発現した場合には、軽快又は回復(Grade1以下)するまで投与を延期し、次回の投与量を減量すること〔1.2、8.5、8.6、9.1.1、11.1.1、11.1.3参照〕
  • ・ C法〈第1日目(各コース開始時)〉C法<第1日目(各コース開始時)>の場合、好中球数及び血小板数の変動に十分留意し、投与前の臨床検査で好中球数が1500/mm3未満又は投与前の臨床検査で血小板数が100000/mm3未満であれば、骨髄機能が回復するまで投与を延期すること
  • 〈第8及び15日目〉1). 第8日目①. C法<第8日目>:投与前好中球数1000/mm3超かつ投与前血小板数75000/mm3以上;投与量変更なし
  • ②. C法<第8日目>:投与前好中球数500/mm3以上1000/mm3以下又は投与前血小板数50000/mm3以上75000/mm3未満;1段階減量
  • ③. C法<第8日目>:投与前好中球数500/mm3未満又は投与前血小板数50000/mm3未満;休薬
  • 2). 第15日目①. C法<第15日目>:投与前好中球数1000/mm3超かつ投与前血小板数75000/mm3以上;第8日目で投与前好中球数1000/mm3超かつ投与前血小板数75000/mm3以上の場合、投与量変更なし;第8日目で投与前好中球数500/mm3以上1000/mm3以下又は投与前血小板数50000/mm3以上75000/mm3未満の場合、第1日目投与量に増量可;第8日目で投与前好中球数500/mm3未満又は投与前血小板数50000/mm3未満の場合、1段階減量
  • ②. C法<第15日目>:投与前好中球数500/mm3以上1000/mm3以下又は投与前血小板数50000/mm3以上75000/mm3未満;第8日目で投与前好中球数1000/mm3超かつ投与前血小板数75000/mm3以上の場合、投与量変更なし;第8日目で投与前好中球数500/mm3以上1000/mm3以下又は投与前血小板数50000/mm3以上75000/mm3未満の場合、第8日目投与量に同じ;第8日目で投与前好中球数500/mm3未満又は投与前血小板数50000/mm3未満の場合、1段階減量
  • ③. C法<第15日目>:投与前好中球数500/mm3未満又は投与前血小板数50000/mm3未満;休薬
  • C法の投与後、好中球数が7日間以上にわたって500/mm3未満となった場合、血小板数が50000/mm3未満となった場合、又は発熱性好中球減少症が発現した場合には、次回の投与量を減量すること
    • また、C法において、高度<Grade3>末梢神経障害が発現した場合には、軽快又は回復(Grade1以下)するまで投与を延期し、次回の投与量を減量すること〔1.2、8.5、8.6、9.1.1、11.1.1、11.1.3参照〕
  • ・ D法:好中球数及び血小板数の変動に十分留意し、投与前の臨床検査で好中球数が1000/mm3未満又は投与前の臨床検査で血小板数が75000/mm3未満であれば、骨髄機能が回復するまで投与を延期すること
  • D法で、本剤と他の抗悪性腫瘍剤との併用の場合は、第1日目の投与前の臨床検査で好中球数が1500/mm3未満又は第1日目の投与前の臨床検査で血小板数が100000/mm3未満であれば、骨髄機能が回復するまで投与を延期すること
  • D法の投与後、好中球数が500/mm3未満となった場合、血小板数が25000/mm3未満となった場合、又は発熱性好中球減少症が発現した場合には、次回の投与量を減量すること
    • また、D法において、高度<Grade3>末梢神経障害が発現した場合には、軽快又は回復(Grade2以下)するまで投与を延期し、次回の投与量を減量すること〔1.2、8.5、8.6、9.1.1、11.1.1、11.1.3参照〕
  • ・ 減量の目安1). 通常投与量:A法260mg/㎡、B法又はE法100mg/㎡、C法125mg/㎡、D法100mg/㎡
  • 2). 1段階減量:A法220mg/㎡、B法又はE法75mg/㎡、C法100mg/㎡、D法80mg/㎡
  • 3). 2段階減量:A法180mg/㎡、B法又はE法50mg/㎡、C法75mg/㎡、D法60mg/㎡
  • 7.2. 〈非小細胞肺癌及び乳癌〉B法及びE法において、本剤と併用する他の抗悪性腫瘍剤は「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、選択すること〔17.1.5-17.1.7参照〕
  • 7.3. 〈胃癌〉D法において、本剤と併用する他の抗悪性腫瘍剤は「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、選択すること〔17.1.3参照〕
  • 7.4. 〈胃癌〉本剤の用法及び用量は「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、選択し、特に、A法の実施にあたっては、D法の実施についても検討すること〔17.1.1-17.1.3参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

アブラキサン点滴静注用100mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 感染症
    • 重篤な骨髄抑制
    • 肝機能障害
    • 骨髄抑制
    • 腎機能障害
    • 放射線療法に関連した照射部位の皮膚異常
    • 間質性肺疾患
    • 次コース投与前の臨床検査で血小板数が100000/mm3未満
    • 次コース投与前の臨床検査で好中球数が1500/mm3未満
    • 同一コース内の投与前の臨床検査で血小板数が50000/mm3未満
    • 同一コース内の投与前の臨床検査で好中球数が500/mm3未満
    • 投与前の臨床検査で血小板数が100000/mm3未満
    • 投与前血小板数50000/mm3以上75000/mm3未満
    • 投与前血小板数50000/mm3未満
    • 投与前の臨床検査で好中球数が1500/mm3未満
    • 投与前好中球数500/mm3以上1000/mm3以下
    • 投与前好中球数500/mm3未満
    • 投与前好中球数1000/mm3超かつ投与前血小板数75000/mm3以上
    • 投与前の臨床検査で血小板数が75000/mm3未満
    • 投与前の臨床検査で好中球数が1000/mm3未満
    • 第1日目の投与前の臨床検査で血小板数が100000/mm3未満
    • 第1日目の投与前の臨床検査で好中球数が1500/mm3未満

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

アブラキサン点滴静注用100mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
抗悪性腫瘍剤 骨髄抑制等の副作用が増強
ビタミンA製剤 骨髄抑制等の副作用が増強
アゾール系抗真菌剤 骨髄抑制等の副作用が増強
ミコナゾール 骨髄抑制等の副作用が増強
マクロライド系抗生物質 骨髄抑制等の副作用が増強
エリスロマイシン 骨髄抑制等の副作用が増強
副腎皮質ホルモン剤 骨髄抑制等の副作用が増強
エチニルエストラジオール 骨髄抑制等の副作用が増強
ジヒドロピリジン系Ca拮抗剤 骨髄抑制等の副作用が増強
ニフェジピン 骨髄抑制等の副作用が増強
シクロスポリン 骨髄抑制等の副作用が増強
ベラパミル 骨髄抑制等の副作用が増強
キニジン硫酸塩水和物 骨髄抑制等の副作用が増強
ミダゾラム 骨髄抑制等の副作用が増強
ラパチニブトシル酸塩水和物 骨髄抑制等の副作用が増強
シスプラチン 骨髄抑制が増強、末梢神経障害が増強
ドキソルビシン塩酸塩 骨髄抑制が増強、心毒性が増強

飲食物との組み合わせ注意

  • ビタミンAを含むもの

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アブラキサン点滴静注用100mgに関係する解説

微小管阻害薬(タキサン系)

  • アブラキサン点滴静注用100mgは、微小管阻害薬(タキサン系)に分類される。
  • 微小管阻害薬(タキサン系)とは、細胞分裂で重要な役割を果たす微小管に作用し細胞分裂を阻害することで抗腫瘍効果をあらわす薬。

微小管阻害薬(タキサン系)の代表的な商品名

  • タキソール
  • タキソテール、ワンタキソテール
微小管阻害薬(タキサン系)についての詳しい解説を見る