処方薬
グルコリン配合静注
後発

グルコリン配合静注の基本情報

グルコリン配合静注の概要

商品名 グルコリン配合静注
一般名 グリチルリチン・グリシン・システイン配合20mL注射液
薬価・規格 57.0円 (20mL1管)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
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製造会社 扶桑薬品
YJコード 3919502A1430
レセプト電算コード 620847301
添付文書PDFファイル

グルコリン配合静注の主な効果と作用

  • 肝臓の炎症をおさえ、肝臓の機能を改善する働きがあります。
  • 炎症やアレルギーをおさえる働きがあります。
  • 肝臓の働きを改善するお薬です。また、湿疹皮膚炎などを改善するお薬です。

グルコリン配合静注の用途

グルコリン配合静注の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

血清カリウム値低下、過敏症、発疹、蕁麻疹、そう痒、上腹部不快感、嘔気、嘔吐、咳嗽、一過性視覚異常、一過性の目のかすみ

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、アナフィラキシーショック、血圧低下、意識消失、呼吸困難、心肺停止、潮紅、顔面浮腫、浮腫、アナフィラキシー様症状、偽アルドステロン症、高度低カリウム血症、低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム貯留、体液貯留、体重増加、脱力感、筋力低下

上記以外の副作用

一過性の目のチカチカ、全身倦怠感、筋肉痛、異常感覚、しびれ感、ピリピリ感、発熱、過呼吸症状、肩の熱感、熱感、四肢冷感、冷汗、口渇、動悸、尿糖陽性、頭痛、気分不良

グルコリン配合静注の用法・用量

  • 1.1日1回5~20mLを静脈内に注射する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 2.慢性肝疾患に対しては1日1回40~60mLを静脈内に注射又は点滴静注する
  • 年齢、症状により適宜増減する
    • なお、増量する場合は1日100mLを限度とする
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

グルコリン配合静注の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

グルコリン配合静注の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
カンゾウ含有製剤 偽アルドステロン症
ループ利尿剤 低カリウム血症<脱力感・筋力低下等>
エタクリン酸 低カリウム血症<脱力感・筋力低下等>
フロセミド 低カリウム血症<脱力感・筋力低下等>
チアジド系及びその類似降圧利尿剤 低カリウム血症<脱力感・筋力低下等>
トリクロルメチアジド 低カリウム血症<脱力感・筋力低下等>
クロルタリドン 低カリウム血症<脱力感・筋力低下等>
塩酸モキシフロキサシン 心室性頻拍<Torsades de Pointesを含む>、QT延長

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グルコリン配合静注に関係する解説

グリチルリチン製剤

  • グルコリン配合静注は、グリチルリチン製剤に分類される。
  • グリチルリチン製剤とは、甘草(カンゾウ)などに含まれる成分であるグリチルリチン酸の効果により、肝臓の働きを改善したり皮膚の炎症などを抑える薬。

グリチルリチン製剤の代表的な商品名

  • グリチロン配合錠、ネオファーゲンC配合錠、二チファーゲン配合錠
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