処方薬
プラノバール配合錠
先発

プラノバール配合錠の基本情報

プラノバール配合錠の概要

商品名 プラノバール配合錠
一般名 ノルゲストレル・エチニルエストラジオール錠
薬価・規格 13.5円 (1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 あすか製薬
YJコード 2482005F1041
レセプト電算コード 620007058
識別コード AK
添付文書PDFファイル

プラノバール配合錠の主な効果と作用

  • 月経異常、月経困難症、子宮の不正出血子宮内膜症卵巣機能不全などを治療するお薬です。
  • 不妊症を治療するお薬です。
  • 女性(黄体・卵胞)ホルモン剤です。不足している女性ホルモンを補充し、ホルモンバランスを整える働きがあります。
  • 女性(黄体・卵胞)ホルモン剤です。月経周期を調整することにより、調節卵巣刺激の開始時期を調整する働きがあります。

プラノバール配合錠の用途

プラノバール配合錠の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

頭痛、肝機能異常、不正出血、子宮破綻出血、子宮点状出血、乳房緊満感、浮腫、体重増加、悪心、嘔吐、食欲不振

起こる可能性のある重大な副作用

血栓症、四肢血栓症、肺血栓症、心血栓症、脳血栓症、網膜血栓症、下肢の急激な疼痛、下肢の急激な腫脹、突然の息切れ、胸痛、激しい頭痛、四肢脱力、四肢麻痺、構語障害、急性視力障害

上記以外の副作用

胃痛、眠気、倦怠感、ざ瘡、熱感、腰痛、肩こり、冷感、黄疸、経血量変化、帯下増加、乳房痛、過敏症、発疹、動悸、血圧上昇、下痢、腹痛、便秘、口内炎、口渇、めまい、神経過敏、皮膚色素沈着、コンタクトレンズがうまく調節されない

プラノバール配合錠の用法・用量

  • 〈機能性子宮出血〉1日1錠を7~10日間連続投与する
  • 〈月経困難症、月経周期異常(稀発月経、頻発月経)又は生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整、過多月経、子宮内膜症、卵巣機能不全〉1日1錠を月経周期第5日より約3週間連続投与する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

プラノバール配合錠の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 鎌状赤血球貧血
    • 血栓性静脈炎
    • 子宮内膜癌
    • 脂質代謝異常
    • 重篤な肝障害
    • デュビン・ジョンソン症候群
    • 乳癌
    • 妊娠ヘルペス
    • 肺塞栓症
    • ローター症候群
    • 診断の確定していない異常性器出血
    • 妊娠中に黄疸
    • 妊娠中に悪化した耳硬化症
    • 妊娠中に持続性そう痒症
    • エストロゲン依存性悪性腫瘍
    • 高血圧
    • 子宮筋腫
    • 心疾患
    • 腎疾患
    • 乳房レントゲン像に異常
    • 乳房結節
    • テタニー
    • てんかん
    • 糖尿病
    • 乳腺症
    • ポルフィリン症
    • 乳癌家族素因が強い
    • 手術が必要
    • 骨成長が終了していない
    • 肝障害<重篤な肝障害を除く>

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

プラノバール配合錠の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
副腎皮質ホルモン剤 作用が増強
プレドニゾロン 作用が増強
三環系抗うつ剤 作用が増強
イミプラミン 作用が増強
セレギリン塩酸塩 作用が増強
シクロスポリン 作用が増強
テオフィリン 作用が増強
オメプラゾール 作用が増強
リファンピシン類 本剤の効果の減弱、不正性器出血の発現率が増大
バルビツール酸誘導体 本剤の効果の減弱、不正性器出血の発現率が増大
フェノバルビタール 本剤の効果の減弱、不正性器出血の発現率が増大
ヒダントイン系抗てんかん剤 本剤の効果の減弱、不正性器出血の発現率が増大
フェニトインナトリウム 本剤の効果の減弱、不正性器出血の発現率が増大
カルバマゼピン 本剤の効果の減弱、不正性器出血の発現率が増大
ボセンタン 本剤の効果の減弱、不正性器出血の発現率が増大
モダフィニル 本剤の効果の減弱、不正性器出血の発現率が増大
トピラマート 本剤の効果の減弱、不正性器出血の発現率が増大
テトラサイクリン系抗生物質 本剤の効果の減弱、不正性器出血の発現率が増大
ペニシリン系抗生物質 本剤の効果の減弱、不正性器出血の発現率が増大
アンピシリン水和物 本剤の効果の減弱、不正性器出血の発現率が増大
塩酸テルビナフィン 黄体ホルモン・卵胞ホルモン配合剤との併用で月経異常
Gn-RH誘導体 作用を減弱
酢酸ブセレリン 作用を減弱
血糖降下剤 作用が減弱
インスリン製剤 作用が減弱
スルホニルウレア系薬剤 作用が減弱
スルホンアミド系薬剤 作用が減弱
ビグアナイド系製剤 作用が減弱
ラモトリギン 血中濃度が低下
モルヒネ 血中濃度が低下
サリチル酸 血中濃度が低下
アセトアミノフェン 血中濃度が低下、本剤の血中濃度が上昇
ネルフィナビルメシル酸塩 本剤の作用が減弱
リトナビル 本剤の作用が減弱
ダルナビル 本剤の作用が減弱
ロピナビル・リトナビル配合剤 本剤の作用が減弱
ネビラピン 本剤の作用が減弱
ホスアンプレナビル 本剤の作用が減弱
アタザナビル 本剤の血中濃度が上昇
エトラビリン 本剤の血中濃度が上昇
フルコナゾール 本剤の血中濃度が上昇
ボリコナゾール 本剤の血中濃度が上昇、血中濃度が上昇

飲食物との組み合わせ注意

  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

プラノバール配合錠と主成分が同じ薬

  • 内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
    薬価 13.5円 (1錠)
    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
    製造会社 あすか製薬
    先発
主成分が同じ薬をすべて見る

プラノバール配合錠に関係する解説

卵胞ホルモン・黄体ホルモン配合製剤

  • プラノバール配合錠は、卵胞ホルモン・黄体ホルモン配合製剤に分類される。
  • 卵胞ホルモン・黄体ホルモン配合製剤とは、女性ホルモン(卵胞ホルモン及び黄体ホルモン)を補充し卵胞の成熟を抑え排卵を抑えることで月経困難症や月経周期異常などを治療する薬。

卵胞ホルモン・黄体ホルモン配合製剤の代表的な商品名

  • ヤーズ配合錠、ヤーズフレックス配合錠
  • ルナベル
  • プラノバール
  • ジェミーナ
卵胞ホルモン・黄体ホルモン配合製剤についての詳しい解説を見る