ブデホル吸入粉末剤60吸入「MYL」の副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
発疹、接触性皮膚炎、過敏症状、嗄声、咽喉頭刺激感、口腔カンジダ症、味覚異常、咳嗽、口腔感染、呼吸器感染、肺炎
起こる可能性のある重大な副作用
アナフィラキシー、呼吸困難、気管支攣縮、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹、重篤な血清カリウム値低下、血清カリウム値低下作用が増強、心リズムに及ぼす作用を増強
上記以外の副作用
気管支痙攣、悪心、頭痛、振戦、神経過敏、激越、情緒不安、眩暈、睡眠障害、抑うつ、行動障害、動悸、不整脈、心房細動、上室性頻脈、頻脈、期外収縮、狭心症、血圧上昇、筋痙攣、高血糖、皮膚挫傷
ブデホル吸入粉末剤60吸入「MYL」の用法・用量
- 1.気管支喘息:維持療法として1回1吸入(ブデソニドとして160μg、ホルモテロールフマル酸塩水和物として4.5μg)を1日2回吸入投与する
- なお、症状に応じて増減するが、維持療法としての1日の最高量は1回4吸入1日2回(合計8吸入:ブデソニドとして1280μg、ホルモテロールフマル酸塩水和物として36μg)までとする
- 維持療法として1回1吸入あるいは2吸入を1日2回投与している患者は、発作発現時に本剤の頓用吸入を追加で行うことができる
- 本剤を維持療法に加えて頓用吸入する場合は、発作発現時に1吸入する
- 数分経過しても発作が持続する場合には、更に追加で1吸入する
- 必要に応じてこれを繰り返すが、1回の発作発現につき、最大6吸入までとする
- 維持療法と頓用吸入を合計した本剤の1日の最高量は、8吸入までとするが、一時的に1日合計12吸入(ブデソニドとして1920μg、ホルモテロールフマル酸塩水和物として54μg)まで増量可能である
- 2.慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎・肺気腫)の諸症状の緩解:1回2吸入(ブデソニドとして320μg、ホルモテロールフマル酸塩水和物として9μg)を1日2回吸入投与する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
ブデホル吸入粉末剤60吸入「MYL」の注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 |
副腎皮質ステロイド剤を全身投与した場合と同様の症状 |
イトラコナゾール |
副腎皮質ステロイド剤を全身投与した場合と同様の症状 |
カテコールアミン製剤 |
不整脈、心停止 |
エピネフリン |
不整脈、心停止 |
イソプロテレノール |
不整脈、心停止 |
キサンチン系薬剤 |
低カリウム血症による不整脈 |
テオフィリン |
低カリウム血症による不整脈 |
アミノフィリン製剤 |
低カリウム血症による不整脈 |
全身性ステロイド剤 |
低カリウム血症による不整脈 |
全身性プレドニゾロン |
低カリウム血症による不整脈 |
全身性ベタメタゾン |
低カリウム血症による不整脈 |
利尿剤 |
低カリウム血症による不整脈 |
フロセミド |
低カリウム血症による不整脈 |
β-遮断剤 |
ホルモテロールの作用を減弱 |
アテノロール |
ホルモテロールの作用を減弱 |
QTを延長する薬剤 |
QT間隔が延長され心室性不整脈等のリスクが増大 |
抗不整脈剤 |
QT間隔が延長され心室性不整脈等のリスクが増大 |
三環系抗うつ剤 |
QT間隔が延長され心室性不整脈等のリスクが増大 |