トルバプタンOD錠7.5mg「TE」の副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
口渇、頭痛、めまい、便秘、血中尿酸上昇、頻尿、多尿、血中クレアチニン上昇、疲労、多飲症、浮腫
起こる可能性のある重大な副作用
肝機能障害、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、ビリルビン上昇、腎不全、重度腎障害、血栓塞栓症、血栓症、高ナトリウム血症、脱水、口渇感の持続、急激な血清ナトリウム濃度上昇、麻痺、発作、昏睡、浸透圧性脱髄症候群、心室頻拍、肝性脳症、意識障害、正常域を超える血清ナトリウム濃度上昇、12mEq/Lを超える血清ナトリウム濃度の急激な上昇、急性肝不全、ショック、アナフィラキシー、全身発赤、血圧低下、呼吸困難、過度の血圧低下、心室細動、汎血球減少、血小板減少
上記以外の副作用
不眠症、失神、意識消失、睡眠障害、嗜眠、傾眠、ナルコレプシー、注意力障害、感覚鈍麻、不随意性筋収縮、錯感覚、不安、うつ病、リビドー減退、神経過敏、パニック発作、食欲不振、悪心、嘔吐、下痢、味覚異常、消化不良、腹痛、腹部膨満、胃食道逆流性疾患、食道炎、裂孔ヘルニア、腹部不快感、心窩部不快感、口唇乾燥、鼓腸、胃腸炎、胃炎、胃腸障害、憩室炎、結腸ポリープ、嚥下障害、消化管運動障害、舌痛、舌苔、舌変色、口唇炎、口内炎、口の感覚鈍麻、臍ヘルニア、食欲亢進、呼気臭、痔核、血圧上昇、動悸、頻脈、期外収縮、不整脈、起立性低血圧、不安定血圧、貧血、ヘモグロビン低下、平均赤血球容積増加、白血球増多、好酸球増多、高カリウム血症、糖尿病、高血糖、脂質異常症、痛風、血液浸透圧上昇、血液量減少症、低カリウム血症、高カルシウム血症、低ナトリウム血症、低血糖、低リン酸血症、CK上昇、腎臓痛、BUN上昇、腎機能障害、血尿、尿浸透圧低下、尿失禁、尿意切迫、排尿困難、尿閉、乏尿、尿路感染、膀胱痛、腎結石、シスタチンC上昇、過敏症、発疹、そう痒、蕁麻疹、皮膚乾燥、脱毛、ざ瘡、皮膚炎、皮膚色素沈着障害、爪障害、多汗、乏汗、寝汗、咳嗽、鼻咽頭炎、上気道感染、扁桃炎、副鼻腔炎、喘息、気管支炎、口腔咽頭痛、咽喉乾燥、鼻乾燥、鼻出血、発声障害、眼乾燥、緑内障、霧視、結膜出血、体重変動、体重増加、体重減少、無力症、倦怠感、筋骨格痛、筋痙縮、胸痛、背部痛、関節痛、四肢痛、疼痛、側腹部痛、冷感、発熱、ほてり、熱感、粘膜乾燥、ウイルス感染、カンジダ症、真菌感染、筋硬直、関節腫脹、勃起不全、月経過多、不規則月経、乳房嚢胞、易刺激性、LDH上昇、耳鳴、過敏性腸症候群、血中抗利尿ホルモン増加、不正子宮出血
トルバプタンOD錠7.5mg「TE」の用法・用量
- 〈心不全における体液貯留〉通常、成人にはトルバプタンとして15mgを1日1回経口投与する
- 〈肝硬変における体液貯留〉通常、成人にはトルバプタンとして7.5mgを1日1回経口投与する
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈効能共通〉CYP3A4阻害剤(イトラコナゾール、フルコナゾール、クラリスロマイシン等)との併用は避けることが望ましい(やむを得ず併用する場合は、本剤の減量あるいは低用量からの開始などを考慮すること)〔10.2、16.7.1-16.7.3参照〕
- 7.2. 〈効能共通〉夜間の排尿を避けるため、午前中に投与することが望ましい
- 7.3. 〈効能共通〉本剤は水排泄を増加させるが、ナトリウム排泄を増加させないことから、他の利尿薬(ループ利尿薬、サイアザイド系利尿薬、抗アルドステロン薬等)と併用して使用すること(なお、ヒト心房性ナトリウム利尿ペプチドとの併用経験はない)
- 7.4. 〈効能共通〉体液貯留所見が消失した際には投与を中止すること(症状消失後の維持に関する有効性は確認されていない)
- 7.5. 〈心不全における体液貯留〉心不全における体液貯留で血清ナトリウム濃度125mEq/L未満の患者、心不全における体液貯留で急激な循環血漿量減少が好ましくないと判断される患者、高齢者の心不全における体液貯留、心不全における体液貯留で血清ナトリウム濃度が正常域内で高値の患者に投与する場合は、半量(7.5mg)から開始することが望ましい〔9.1.1、9.1.3、9.8.1、9.8.3参照〕
- 7.6. 〈肝硬変における体液貯留〉肝硬変における体液貯留で血清ナトリウム濃度125mEq/L未満の患者、肝硬変における体液貯留で急激な循環血漿量減少が好ましくないと判断される患者に投与する場合は、半量(3.75mg)から開始することが望ましい〔9.1.1、9.1.3、9.8.1参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
トルバプタンOD錠7.5mg「TE」の注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 |
本剤の作用が増強 |
ケトコナゾール |
本剤の作用が増強 |
イトラコナゾール |
本剤の作用が増強 |
フルコナゾール |
本剤の作用が増強 |
クラリスロマイシン |
本剤の作用が増強 |
P-糖蛋白質を阻害する薬剤 |
本剤の作用が増強 |
シクロスポリン |
本剤の作用が増強 |
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>を誘導する薬剤 |
本剤の作用が減弱 |
リファンピシン類 |
本剤の作用が減弱 |
ジゴキシン |
作用が増強 |
カリウム製剤 |
血清カリウム濃度が上昇 |
カリウム保持性利尿剤 |
血清カリウム濃度が上昇 |
スピロノラクトン |
血清カリウム濃度が上昇 |
トリアムテレン |
血清カリウム濃度が上昇 |
抗アルドステロン剤 |
血清カリウム濃度が上昇 |
エプレレノン |
血清カリウム濃度が上昇 |
ACE阻害剤 |
血清カリウム濃度が上昇 |
マレイン酸エナラプリル |
血清カリウム濃度が上昇 |
アンジオテンシン2受容体拮抗剤 |
血清カリウム濃度が上昇 |
ロサルタンカリウム |
血清カリウム濃度が上昇 |
レニン阻害薬 |
血清カリウム濃度が上昇 |
アリスキレンフマル酸塩 |
血清カリウム濃度が上昇 |
バソプレシン誘導体 |
止血作用が減弱 |
デスモプレシン酢酸塩水和物 |
止血作用が減弱 |