ろうがん
老眼
加齢の影響でものが見えにくくなる病気。近いところから見えにくくなる
1人の医師がチェック 1回の改訂 最終更新: 2018.10.24

Beta 老眼のQ&A

    老眼治療の手術にはどういったものがあるか

    老眼に対して行う手術はいくつかあります。 どういった手術があるか、各々のメリット・デメリットを踏まえて説明していきます

    ◎多焦点眼内レンズを使用した水晶体再建術 焦点が複数あるレンズを使用した手術です。 眼の水晶体を取り除き、代わりに多焦点眼内レンズを挿入します。手術後は複数の距離にピントが合いやすくなります。。

    ・メリット メガネを使わなくても、近い距離や遠い距離がある程度見えるようになります。

    ・デメリット 見え方に慣れるまで、数ヶ月かかる場合があります。 辞書などの小さい文字などを見る際には、老眼鏡が必要になります。 レンズの種類やデザインによっては夜間や暗い場所で、街灯や車のライトがにじんで見える場合があります。

    ◎モノビジョンレーシック 効き目で「遠く」を、反対側の目で「近く」を見る状態にするレーシック手術です。 近視・遠視・乱視をレーシックで矯正します。老眼の状態が不安定なときに、両眼視で左右を使い分けることで一時的に老眼鏡をかけずに遠くも近くも見ることができます。

    ・メリット 老眼鏡なしで近くが見えるようになります。 近視のある方が受けた場合は遠くも見えるようになります。

    ・デメリット 見え方に慣れるまで、数ヶ月かかる場合があります。 小さい文字などを見るときは、老眼鏡が必要になる場合があります。 一時的にドライアイになる場合があります。

    ◎アキュフォーカスリング アメリカのAcuFocus社が開発した老眼治療用のリングを用いた手術です。 角膜実質内に挿入することでピンホール効果が起こり、焦点深度が深くなり近くが見やすくなります。手術は利き目ではない片眼のみに行います。

    ・メリット 老眼鏡なしで近くが見えるようになります。 視力が安定しない場合は取り除くことが可能です。

    ・デメリット 見え方が安定するまでおよそ3-6ヶ月かかります。 小さい文字などを見るときは、老眼鏡が必要になる場合があります。 一時的にドライアイになる場合があります。

    ◎raindrop(レインドロップ) アメリカのReVision Optics社が開発した老眼治療用のレンズを用いた手術です。 角膜内に挿入することで、わずかに角膜形状を変え、近くが見やすくなります。手術は利き目ではない片眼のみに行います。

    ・メリット 老眼鏡なしで近くが見えるようになります。 視力が安定しない場合は取り除くことが可能です。

    ・デメリット 見え方が安定するまでおよそ3ヶ月ほどかかります。 小さい文字などを見るときは、老眼鏡が必要になる場合があります。 一時的にドライアイの症状になる場合があります。