ていなとりうむけっしょう
低ナトリウム血症
血液中のナトリウム濃度が低下した状態。だるさや意識障害、けいれんを起こす
5人の医師がチェック 164回の改訂 最終更新: 2021.11.30

低ナトリウム血症

低ナトリウム血症は血液中のナトリウム濃度が低い状態で、だるさ、吐き気、意識がもうろうとするなどの症状があらわれます。低ナトリウム血症は様々なことが原因で起こり、原因に応じて治療法が異なります。

低ナトリウム血症とはどんな病気?症状・原因・検査・治療など

低ナトリウム血症は血液中のナトリウム濃度が低い状態で、だるさ、吐き気、意識がもうろうとするなどの症状があらわれます。低ナトリウム血症は様々なことが原因で起こり、原因に応じて治療法が異なります。

低ナトリウム血症の症状:だるさ・吐き気・頭痛・意識障害など

低ナトリウム血症は軽いものではだるさや吐き気、重いものだと頭痛、意識障害、けいれんなどがあらわれます。また、低ナトリウム血症の期間が長い場合や赤ちゃんやお年寄りの場合は症状が現れにくいので注意が必要です。

低ナトリウム血症の原因:SIADH・MRHE・CSWSなど

低ナトリウム血症は脱水、多飲症、心不全、腎不全など様々なことが原因で起こります。低ナトリウム血症は体の中のナトリウムが減っているためか、体の水分量が増えているためかで原因を分類して考えます。

低ナトリウム血症の検査:血液検査・尿検査など

低ナトリウム血症では問診、身体診察、血液検査、尿検査などを行い状態を把握していきます。これらの検査は低ナトリウム血症の原因や重症度の把握だけでなく、治療方針の決定にも役立てられます。

低ナトリウム血症の治療:生理食塩水・3%食塩水・サムスカ®︎など

低ナトリウム血症では体の水分量に応じて治療法が異なります。体の水分量が少ない場合にはナトリウムとともに水分を補う治療、体の水分量が多い場合は利尿剤を使って余分な水分を出すことをします。

知っておくべき低ナトリウム血症の注意点

低ナトリウム血症の再発を防ぐためにも、低ナトリウム血症を起こしやすい状況や食事、飲水に関する注意点を理解しておく必要があります。