ようじょうしゅよう
葉状腫瘍
乳房にできる腫瘍の1つで、全ての乳房腫瘍の0.5%程度と考えられている。葉状腫瘍のうち、約20%が悪性腫瘍である
5人の医師がチェック
17回の改訂
最終更新: 2018.08.06
葉状腫瘍の基礎知識
POINT 葉状腫瘍とは
葉状腫瘍は乳房にできる腫瘍の1つです。乳房にできる腫瘍の中では比較的まれな部類に入り、 良性のものと悪性のものがあります。乳がんと同様に乳房にしこりができることがあるので両者を区別する必要があります。画像検査(超音波検査やCT検査など)や病理検査(病気の部分を一部切り出して顕微鏡でみる検査)で診断が行なわれます。良性でも悪性でも基本的には手術が検討されます。乳がんとともに葉状腫瘍は乳房のしこりの原因として可能性があります。 乳腺外科を受診して詳しく調べてもらってください。
葉状腫瘍について
- 乳房にできる
腫瘍 の1つ- 全ての乳房腫瘍の0.5%程度とまれ
- 葉状腫瘍は
良性 のものも悪性のものもあり、約20%が悪性であると考えられている - 30-50歳代で好発する
葉状腫瘍の症状
- 乳房のしこり
葉状腫瘍の検査・診断
- 画像検査
マンモグラフィ - 乳房
超音波検査 胸部CT
- 顕微鏡検査
細胞診 や生検 を行い顕微鏡検査で診断を確定する
葉状腫瘍の治療法
- 手術による切除を行う
- 再発率が高いので、
腫瘍 性病変 の周囲の組織も含んで切除する
- 再発率が高いので、
良性 、悪性に関わらずおよそ20%程度で再発するという報告があり、治療後も定期的に病院で検査する必要がある