こうふくまくせんいしょう
後腹膜線維症
後腹膜に炎症や線維化が起こっている状態
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最終更新: 2019.12.31
後腹膜線維症の基礎知識
POINT 後腹膜線維症とは
後腹膜線維症は血管や尿管が位置する後腹膜という場所が線維化を起こす病気で、原因は自身の異常な免疫が関係していると考えられています。後腹膜線維症の症状は、体重減少や背中の痛みなどがありますが、腎臓の機能が低下したことをきっかけとして発見されることもあります。 後腹膜線維症の診断はCT検査やMRI検査で行い、治療をステロイドで行うことがあります。体重減少や背中の痛みが長引くときは内科などを受診して原因をはっきりとさせることが大事です。
後腹膜線維症について
後腹膜線維症の症状
後腹膜線維症の検査・診断
- 血液検査
- 画像検査
レントゲン (X線 写真)検査CT 検査MRI 検査- 必要に応じて
腹部血管造影検査 を行う
後腹膜 の組織を生検 して顕微鏡検査を行い診断が確定される
後腹膜線維症の治療法
- 確立した治療法はない
ステロイド や免疫 抑制剤が用いられる
尿管 の狭窄による水腎症があれば、尿管ステント の留置や手術による狭窄の解除を行う