ちょうかんべーちぇっとびょう
腸管ベーチェット病
ベーチェット病による消化管障害。回盲部に潰瘍が出来ることが多い。
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最終更新: 2019.10.30
腸管ベーチェット病の基礎知識
POINT 腸管ベーチェット病とは
ベーチェット病により消化管が障害されることです。ベーチェット病は免疫の異常で起こる病気です。症状としては腹痛や血便があります。回盲部(腸の右下腹部の位置する領域)に潰瘍が出来ることが多いです。血液検査やCT検査、内視鏡検査などを行います。内視鏡検査では生検検査といって組織の一部をとって顕微鏡で調べることがあります。治療にはステロイドや免疫抑制薬、生物学的製剤を使用します。消化に良いもので栄養補給をする栄養療法も行います。腸に穴が空いた場合や出血が止まらない場合には手術も行います。腸管ベーチェット病が疑わしい方は消化器内科、リウマチ内科、膠原病内科を受診してください。
腸管ベーチェット病について
腸管ベーチェット病の症状
腸管ベーチェット病の検査・診断
腸管ベーチェット病の治療法
- ステロイド
- 免疫抑制薬
- サラゾスルファピリジン
- メサラジン
- アザチオプリン
- 栄養療法
- 成分栄養剤(エレンタール) ※消化しやすい栄養剤で腸の負担を減らしつつ栄養を補給する
- 難治例では生物学的製剤も用いる
- インフリキシマブ
- アダリムマブ
- 消化管出血や穿孔に対しては手術を行う ※ただし、手術した部位は再度潰瘍形成を起こしやすいとされ注意が必要である
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