Beta 雀卵斑(そばかす)のQ&A
雀卵斑の原因、メカニズムについて教えて下さい。
雀卵斑とは、いわゆるそばかすのことです。「じゃくらんはん」と読みます。 「スズメの卵の模様に似た色素斑」という意味で、2,3mmの濃淡さまざまな茶色いしいみが、特に顔面にたくさんできます。手の甲や腕、肩など日にあたる部位にも生じます。
雀卵斑が発症しやすい人はいますか?
白人、特に赤毛の人に多い傾向があります。 日本人でも、肌の色が白く、日焼けのときに赤くなるだけで黒くならない人に、雀卵斑が多くみられるという報告があります。
雀卵斑は、どんな症状で発症するのですか?
茶色いしみが、3歳頃からでき始め、思春期の頃に一番目立つようになります。 30歳を過ぎると、増えていくことはなく、徐々に消えていく人もいるようです。 中には消えることなく、生涯変化しないこともあります。
雀卵斑の、その他の症状について教えて下さい。
紫外線が強くなる春や夏に濃くなり、秋や冬には目立たなくなる人もいるようです。 そばかすができやすい人は、肌が白い方が多く、紫外線による皮膚障害を防御する力が弱いとされています。高齢になったとき、顔や手の甲など、日にあたる部位の皮膚癌の発生に注意しましょう。
雀卵斑と診断が紛らわしい病気はありますか?
肝斑:額、頬骨部、そして口の周りに左右対称性に茶色いしみができます。多くは30歳前後からでき始めます。
両側性太田母斑:太田母斑は茶色~青色のしみで、赤ちゃんのころにできることがほとんどです。額や、こめかみ、頬、また目にもしみができることがあります。
雀卵斑の治療法について教えて下さい。
日光を避けることで目立たなくなります。日焼け止めを常に使い、日傘やつばの広い帽子をつけるとよいでしょう。 色味が濃い場合はQスイッチルビーレーザーの照射が有効です。