はいどうみゃくせいはいこうけつあつしょう
肺動脈性肺高血圧症
肺の中の動脈(肺小動脈)が狭くなることで、肺動脈圧があがった状態
8人の医師がチェック 44回の改訂 最終更新: 2017.12.06

Beta 肺動脈性肺高血圧症についての医師コメント

肺高血圧症は稀な疾患でもあり、一昔前には医師の間でもあまり認知されていませんでした。そのため適切な診断がなされずに、息切れがあっても他の既知の息切れをきたす疾患に無理やりこじつけられて対応されているという例が少なからずあったと思われます。例えば喘息、COPD、心気症(精神的なものから来る息苦しさ)として治療をされている例などがあります。もちろん原因が肺高血圧症の場合はそれらへの治療は無効です。長年息切れに悩んで数年後にやっと肺高血圧症だとわかる、ということがありました。
また、肺高血圧症の原因、分類、治療方法についてはまだ発展途上と言えます。しかし着実に治療方法が増えてきており、予後も改善してきていると思われます。一昔前なら治療法が限られてしまい、下手な癌より寿命が短いという状況でした。今はより良い治療薬が増えてきていて予後も改善してきています。(ただし治療が殆ど効かない様な例もあり、厳しい経過となることも未だにありますが。)
まずは診断に辿り着くのが先決ですが、上述のように診断までに時間がかかることがあります。原因不明の息切れがある場合は、一度主治医に相談してみるとよいでしょう。心電図、心臓超音波などで大まかなスクリーニングは可能です。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.06.04