でんかいしついじょう
電解質異常(総論)
血液中の電解質(ミネラル)のバランスが崩れ、多すぎたり少なすぎたりした状態の総称
9人の医師がチェック 27回の改訂 最終更新: 2022.02.15

Beta 電解質異常(総論)についての医師コメント

ナトリウム、カリウム、カルシウムなどの電解質は、体内で様々な役割を果たしています。健常人ではバランスがとれているのですが、脱水や下痢などでこの微妙なバランスが崩れてしまうと、様々な症状が出てきます。意識障害であったり、不整脈であったり、重篤な症状を呈することもあります。実際、高齢者で最近元気がない、ぼーっとしてきた、認知症が急に進んだのではないかとご家族が心配して連れてきていらっしゃったとき、低ナトリウム血症や高カルシウム血症といった電解質異常が隠れていることがあります。
原因は多岐にわたりますが、入院して点滴することによって症状が改善することが多いです。ですが重篤であれば命に関わることもあります。特に夏場、汗をいっぱいかいたときには、電解質のバランスがとれている飲料(理想的なのはOS1)をとりましょう。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.05.17